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by 幸田 晋

覚悟を示した安倍首相の消費税増税再延期記者会見と野党の非力

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覚悟を示した安倍首相の消費税増税再延期記者会見と野党の非力

「天木 直人の公式ブログ」  2016年6月3日より転載

 6月1日に行われた安倍首相の消費税再延期記者会見を聞いたとき、私は驚いた。

 野党の批判を先取りする形で、消費税増税の再延期はないと公言した前言を撤回した事を、あっさり認め、わびたからだ。

 もっと驚いたのは、今度の参院選で信を問うと言い切ったことだ。

 これを、安倍首相のいつもの傲慢発言、嘘つき発言、と批判するのはたやすい。

 確かにそうだ。誰も目にも明らかな公約違反だ。

 岡田民主党代表が言う通り、内閣総辞職、解散、総選挙ものだ。

 しかし、私はこの演説を聞いた時、安倍首相にある種の覚悟を感じた。

 どういう覚悟か。

 それは、みずから設定した「連立与党で改選議席の過半数」を取れなければ、自民党総裁を辞してもいい、という覚悟だ。

 もちろん、勝算はある。

 勝って東京五輪までの長期政権を続ける野心はある。

 しかし、ひょっとして、たとえ勝ったとしても、その後の情勢如何では、そこまで政権にしがみつく必要はない、改憲を自分の手で成し遂げるまで首相に居座り続ける必要はない、共産党との国民連合政権などという、あってはならないことを粉砕し、自民党の永久政権を確立することが出来れば、それで十分使命を果たした事になる、そう思い始めたのではないか。

 それにくらべて野党の覚悟のなさはどうだ。

 ここまで国民の期待が盛り上がったというのに、打倒安倍政権で一致団結出来ないままだ。

 その理由は、生き残りに汲々として、解党的出直しをして安倍一強政権に立ち向かう、という「覚悟」がないからだ。

 そして、政策において安倍政治に対する明確な対抗軸をいつまでたっても打ち出せないからだ。

 覚悟のなさは共産党とて同じだ。

 「清水の舞台から飛び降りる」とまで大見得を切っておきながら、あくまでも共産党の党勢拡大がみえみえだ。

 これからの選挙戦がどう展開するかは、もちろん、一寸先は闇だ。

 しかし、政治家が自らを捨てる覚悟を、言葉ではなく、行動で示さない限り、国民は動かない。

 野党は、安倍首相をはるかに上回る覚悟を示さなければ国民は動かない(了)
by kuroki_kazuya | 2016-06-04 06:05 | 日本の今後