スキーにはまっています。


by 幸田 晋

経産省前テントひろば強制撤去された(21日未明)−1807日目

経産省前テントひろば強制撤去された(21日未明)−1807日目

たんぽぽ舎です。【TMM:No2860】
2016年8月21日(日)午後 04:17
地震と原発事故情報より一部

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┗■1.経産省前テントひろば強制撤去された(21日未明)−1807日目
 |  本日、強制撤去に対する緊急抗議実施中・ 経産省前テントひろばへ
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  経産省前の脱原発テントひろばが今日未明(3時半頃から)強制撤去されました。反原発・再稼働反対運動の大きな力であったテントの強制撤去に抗議していこう!

★ 緊急報告が届いています。

 すでにご存知の方も多いでしょうが、140年前「福島県」が出来た「福島県民の日」、
また、「甲子園」決勝、「平和の祭典」リオオリンピックの閉会式の本日未明、
経産省前の脱原発テントひろばが強制撤去されました。
 http://twitcasting.tv/showering00/movie/299024145
 http://twitcasting.tv/tentcam/movie/299017557

抗議集会
 http://twitcasting.tv/tentcam/movie/299030965
 http://twitcasting.tv/tentcam/movie/299040257

とにかく、
 今の政権、原子力政策の矛盾、欺瞞を誤魔化させず、大きなニュースにするため、13時、そして夕方にも大きな抗議集会をしますので、拡散、応援、御参集、宜しくお願いします?

★報道より
◆ <東京地裁>「脱原発テント」を経産省敷地から強制撤去
(8月21日毎日新聞より配信)

 東京・霞が関の経済産業省の敷地内にテントを設置して脱原発を訴えている市民団体のメンバーに対し、東京地裁は21日未明、テントを撤去して敷地から退去させる強制執行に着手した。市民団体側は大きな抵抗は見せず、約1時間半でテントは撤去された。
 東京地裁の執行官と経産省の警備員ら100人以上が午前3時半過ぎ、テント周辺に集まり、人垣を作るなどして周囲を立ち入り禁止とした。テント内には市民団体の男性5人がいたが、執行官らに促されて退去した。午前5時過ぎにテントや脱原発を訴える看板などが全て撤去された。
 市民団体は2011年9月からテントを設置して国の原発政策に抗議しており、国が13年3月、立ち退きを求めて東京地裁に提訴した。1、2審判決はテントの撤去と土地の明け渡し、土地の使用料の支払いを命じ、7月に最高裁で確定した。経産省によると、土地の使用料は一部を回収したが、未回収の金額は今月1日現在で約3800万円に上る。

◆「脱原発主張の団体設置のテント 強制執行で撤去」 NHK 
   2016年8月21日(日) 7時23分 (動画)
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160821/k10010644821000.html



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┗■3.文明を断絶させた大噴火
| 日本でもこの種のカルデラ噴火は、過去10遍以上も起きている
| 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその163
 └──── 島村英紀(地震学者)
                     
 6世紀の中世ヨーロッパに「暗黒時代」と呼ばれる時代があった。社会的な衰退と混乱が長く続いた時代だった。現在までの過去2000年間で最も寒い10年間だったのが影響したと思われている。
 これが、地球の反対側にある火山の噴火に起因するものだという発表が行われた。この春、オーストリア・ウィーンで開かれた欧州地球物理学会。会議は欧州各地で持ち回りで開かれるもので私も会員になっている。
 このとき「謎の雲」が欧州の空を覆った。当時ローマにいた歴史家プロコピウスが次のように書き残している。「その年中ずっと、太陽が発する光に明るさはなく、月のようだった。終わらない日食のようだ」。
 欧州の平均気温が2℃下がり、農耕に壊滅的な影響を与え、欧州の大半とその隣接地域に大規模な食糧不足をもたらした。北欧の木には、この数年間だけ木の成長が悪くて年輪の間隔がつまっていることも明らかになった。
 これは「カルデラ噴火」という大規模な火山噴火が起きて、日光をさえぎる硫黄の粒子が成層圏に充満し、突然気温が低下したことによるものだった。この硫黄粒子は世界中に降ってきて、グリーンランドや南極の氷河の下からも発見された。
 発表では、この噴火は2回あったという。だが北半球のどこかと熱帯地方のどこかとしか言及されていない。だが、ほぼ間違いなくインドネシアのクラカタウ火山とメキシコのエルチチョン火山ではないかと考えられている。

 クラカタウ火山の地元であるジャワ島西部にはカラタンと呼ばれた高度の文明が栄えていたが、この噴火で姿を消してしまった。またエルチチョン火山の噴火でマヤ文明も崩壊したと言われている。
 クラカタウ火山は近年にも大噴火している。1883年に起きたカルデラ噴火は海面近くで大噴火したので大津波を発生し、地元での死者は36000人にも達した。2004年に起きたスマトラ沖地震までは世界最大の津波被害だった。
 この噴火のときにも世界の気候が変わってしまった。舞い上がった火山灰は世界の気候を変えた。

 ノルウェーの有名な画家ムンクの「叫び」の絵の背景には異様な色の夕焼けが描かれている。1883年に起きた噴火による世界的な気候変動で引き起こされたノルウェーでの異様な夕焼けを描いたのでは、という学説がある。

 他人事ではない。日本でもこの種のカルデラ噴火は、過去10遍以上も起きている。いちばん近年のものは7300年前の鬼界カルデラの噴火だった。この噴火は鹿児島市の南約100キロの九州南方で起きた。
 このときの噴火で放出されたマグマは東京ドーム10万杯分にもなった。
 この鬼界カルデラの噴火で九州を中心に西日本で先史時代から縄文初期の文明が絶えてしまったと考えられている。縄文初期の遺跡や遺物が東北日本だけに集中しているのはこのカルデラ噴火のせいだと考えられているのである。
 火山の大噴火はたびたび文明の断絶を引き起こしているのだ。

       (島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
  「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より8月19日の記事) 
by kuroki_kazuya | 2016-08-22 06:15 | 核 原子力