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by 幸田 晋

甘利氏の責任/説明の約束はどうなった

甘利氏の責任

/説明の約束はどうなった


神戸新聞 社説 2016/08/23より一部

http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201608/0009416424.shtml

 甘利明前経済再生担当相らの現金授受問題で、東京地検特捜部は、あっせん利得処罰法違反容疑で告発された元秘書2人を再び不起訴処分とした。5月に出した最初の不起訴処分に対し、検察審査会が「不当」と議決したため再捜査していた。

 議決が「起訴相当」ではなく、今後、再議決による強制起訴の対象にはならない。既に不起訴が確定している甘利氏本人を含め、一連の捜査は終結する。

 甘利氏は問題が発覚した1月、自身と元秘書が現金計600万円を受け取っていたと認めて閣僚を辞任した。病気療養を理由に国会を欠席し続けていたが、今月の臨時国会に約半年ぶりに姿を見せ、「私の件は決着した」と復活をアピールした。

 だが、国民の不信感は消えていない。甘利氏は「元秘書の問題も第三者の弁護士による独自調査を行い、しかるべきタイミングで公表する」と述べていた。その約束は果たされず、いつ公表するかも明らかでない。「捜査への影響」を考慮する必要もなくなった今、結果を速やかに公表し、説明責任を果たすべきだ。

 甘利氏側を巡る疑惑は、道路工事の補償交渉で都市再生機構(UR)へ口利きする見返りに、千葉県の建設会社側から現金を受け取った-という内容だ。URが公表した面談記録では、元秘書とUR側が補償交渉に絡むやりとりを繰り返していたことも明らかになった。

 建設会社関係者は、取材に対し「口利きへの謝礼」として甘利氏側に総額1400万円を超える資金を提供したと証言しており、甘利氏の説明と食い違う部分もある。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2016-08-24 06:15 | 政治・議会