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by 幸田 晋

技能実習生/労働力代わりでいいのか

技能実習生

/労働力代わりでいいのか


神戸新聞 社説 2016/08/24より一部

http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201608/0009419097.shtml

 人手不足を背景に、製造業や農林水産業などで外国人技能実習生の受け入れが広がっている。

 実習生は最長で1~3年、報酬を得ながら働いて、技術や専門知識を学ぶ。工場や農場などに限られるが、経済界の要望もあり、受け入れ先は拡大傾向にある。

 ただ、実習生の不当待遇は深刻だ。過酷な労働環境や日本の生活習慣になじめないなどの理由から、行方をくらます実習生もいる。法務省によると、2015年中に約5800人が実習先から失踪している。実習生の受け入れに力を入れるのであれば、態勢づくりが急務だ。

実習生は
15年10月時点で全国で約16万8千人で、
前年から約2割増えた。

兵庫県内は約5千人で、外国人労働者全体の24%を占めるが、郡部では半数以上が実習生という地域も少なくない。特にベトナムからの実習生が急増している。

 厚生労働省によると、15年の立ち入り調査では、実習生を受け入れている5173事業所のうち、7割に当たる3695事業所で労働基準法などの法令違反があった。長時間労働が最も多く、中には月169時間という違法な時間外労働もあった。書類送検されたケースも46件あり、前年の1・7倍に上った。

 兵庫でも、123事業所のうち7割で法令違反があった。書類送検されたケースはなかったが、長時間労働や残業の割増賃金未払いなどの違反は後を絶たない。悪質な事業所の摘発を徹底したい。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2016-08-25 06:25 | 労働