やはり今どきの国会議員は馬鹿だった
2016年 11月 04日
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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やはり今どきの国会議員は馬鹿だった
「天木 直人の公式ブログ」 2016年11月3日より転載
きょう11月3日の読売新聞は、国会議員の73%が憲法改正を支持していることがわかったと、一面トップで大きく報じている。
国民を対象とした最近の世論調査では、各社によって多少のばらつきはあるが、憲法改正の是非については拮抗しているというのが最近の傾向のはずだ。
憲法9条に至っては改憲反対の方が大勢のはずだ。
それにくらべて国会議員の大半が改憲賛成だという。
やっぱり国会議員は国民より馬鹿だということだ。
こんな恥ずべき世論調査の結果を、憲法公布70年にあたるきょうの紙面で、あたかも歓迎するかのように報じる読売新聞は、一体何を考えているのだろう。
もはや読売新聞はナベツネ不在の迷走するメディアになってしまったようだ。
それともナベツネ自身がおかしくなってしまったとでもいうのだろうか(了)
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常岡氏は無事釈放されるがその後ISメンバーと見なされる
「天木 直人の公式ブログ」 2016年11月3日より転載
常岡浩介というジャーナリストが行方不明になったという第一報が流れた直後は、またかという悲観的な思いをもった。
しかしその後、それがISと戦っているクルドによって、「ISのメンバーではないかと疑われて」拘束されたと知って、これは解放されると思った。
案の定、その後日本政府が裏で動いて、近く解放されることが既定路線のように報道されるようになった。
なぜ常岡氏は解放されるのか。
それは彼がまさしく①「ISのメンバ―という疑い」で、②クルドに拘束された、からだ。
もし常岡氏がISのメンバーだったことが明らかになれば、欧米はもとより世界中に日本は警戒の目で見られる事になる。
安倍政権としては何としてでもそれを避けたい。
さいわいにもクルドは対ISとの戦いで欧米の側に立つ。
日本政府は常岡氏はISのメンバーではないと強く働きかけて解放を求めるだろう。
クルドは日本政府がそういうのなら、それ以上常岡氏を拘束する理由はない。
クルドは、日本人を拘束して、身代金その他の取引をするような組織ではないからだ。
しかし、解放された後の常岡氏は、クルドに対して日本政府がとった態度とは裏腹に、日本政府からISメンバーと見なされ徹底的に追及されるだろう。
その追及は常岡氏と関係のあるの中田考というイスラム学者にも及ぶ。
政府にとっての本丸は中田考のほうだ。
左翼はそれを別件逮捕だ、人権弾圧だ、などと反発するだろうが、それは通じない。
世論の共感も得られない。
なぜならばもし彼らがISと通じているなら日本は危ういからだ。
ましてやISが有志連合に壊滅させられそうになっている今、ISの反撃は高まる。
日本国内でテロ起きる可能性が一気に高まるからだ。
日本国民をISのテロの危険にさらすわけにはいかない。
この大義名分の下に、常岡、中田の両名は安倍政権の監視下に置かれることになる。
世論もやむを得ないと理解を示す。
その一方でテロリスト側によって拘束されたジャーナリストの安田さんについては安倍政権は動かないだろう。
このままではIS壊滅作戦の犠牲になって見殺しになりかねない。
国民の関心はむしろそっちへ向かわなくてはいけない(了)