グテレス国連事務総長発言を情報操作した日本の大恥
2017年 06月 05日
みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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グテレス国連事務総長発言を
情報操作した日本の大恥
「天木 直人の公式ブログ」
2017年6月4日より転載
さきのサミットの場で、安倍首相がグテレス国連事務総長と懇談し、慰安婦問題の日韓合意について話したと報じられたことがあた。
その時の報道では、グテレス国連事務総長が日韓合意についての日本の立場に賛意を示したとなっていた。
それを読んだ時、私は日韓間の最大の政治・外交問題である慰安婦問題について、国連の事務総長が日本に味方する発言をしたのは驚きだと思って読み流した。
それから数日たって、
私は東京新聞と週刊プレーボーイから
立て続けに電話取材を受けた。
グテレス国連の事務総長の発言報道を巡って
日本と国連の間で論争が起きているがどう思うかと。
その電話取材で私はじめて知った。
なんと事務総長報道官が
5月30日の定例記者会見で日本の発表に
異を唱えたというのだ。
つまり、国連事務総長は
如何なる合意の内容にも言及していない、
日韓両国が合意の内容を解決するという原則に
賛同しただけだ、と、
わざわざ訂正したというのだ。
やっぱりそうかと思った。
私は電話取材に対して、その時は日本政府が日本の報道関係者に流したグテレス・安倍会談の内容も、日本の報道に対する国連事務総長報道官の訂正発表も知らなかったので、一般論であると断った上で、国連事務総長の発言を巡って日本が発表した内容に国連が訂正を求めるなどいうことは、あってはならない事だと答えた。
外務省の聞き間違いか、さもなくば意図的な情報操作か、どちらかだが、前者であればお粗末であり、後者であれば由々しき情報操作だ、どちらにしても国際信用を落とす大失態だと答えた。
それにしても、こんな重要な事をなぜ大手紙は東京新聞しか取り上げないのか。
そう思っていたら、きょう6月4日の毎日新聞が書いた。
日本と国連との間で、いまでも水掛け論が続いているというのだ。
日本は今でもグテレス国連事務総長が日韓合意に賛意を表したと言い張っているというのだ。
この問題もまた徹底的に追及されなければいけない。
黒を白と言い張るのは
国内政治では通用しても、
外交では通用しない。
国際信用にかかわる問題に発展するからだ。
何よりも国連の日本に対する信用を失う。
そんな日本が、
国連安保理常任理事国入りを
今でも狙っているというのだから支離滅裂である
(了)
*****
サミットのトランプの言動がここまで酷かったとは驚きだ
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月4日より転載
きょう6月4日の日経新聞が「G7の舞台裏」としてさきのG7におけるトランプの言動の数々を教えてくれている。
まず、サミットの歓迎式典がトランプの遅刻で10分遅れ、はじめから不穏な空気が漂ったという。
首脳会議にはシェルパと呼ばれる首脳の個人代表しか入れないから、各国の随行団は別室で映像を見て議論を見守るのが慣例であるが、その映像の音声が突然途切れる場面があったという。
シリア、ウクライナ、自由貿易、地球環境問題などに関するメルケル首相ら欧州首脳とトランプの応酬は異例の激しさだったという。
トランプだけがヘッドホンをせずに、話を聞かない場面がたびたびあったという。
トランプだけがゴルフカートで移動する場面が目撃されたという。
これらは、これまでのサミット報道でも断片的に触れられていたことであるが、ここまでまとめて紹介されると、あらためて今度のサミットがトランプによってぶち壊されていたかがわかる。
同行した日本政府関係者は、「トランプが途中帰国しなかっただけ良かった」と話しているという。
ここまで酷かったとは思わなかった。
議長国イタリアのジェンティロー二首相が、終了後の記者会見で、異例のトランプ批判をしたのも頷ける。
ドイツのメルケル首相が、サミット後の講演で、「他国(米国)を頼れる時代は終わった」という衝撃的な発言をしたのもうなずける。
しかし、この日経の記事は同時に書いている。
そんな対立するトランプと欧州首脳の中を取り持ったのが安倍首相だったと。
英語も満足に出来ず、有効な政策も持たない安倍首相が、どうして仲を取り持てるというのか。
首脳会談の現場を知ってるのは安倍首相とシェルパだけだ。
「情報をもらう代わりに安倍首相の活躍ぶりを宣伝する」という、取引記事の典型である(了)
*****
プーチンに本音を言われたら手も足も出ないトランプ
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月4日より転載
トランプ大統領のロシア疑惑がはじめて取り上げられた時、私はトランプは米国大統領としてまともな外交は出来ないと直感した。
なぜならば、疑惑が真実なら、プーチンはトランプの生殺与奪を握っているからだ。
ハニートラップにしろ、大統領選挙への干渉にしろ、それが事実なら、いざとなれば、「ばらすぞ」と脅かせばいいからだ。
そのプーチンが本音を言い始めた。
弱者の本音は握りつぶされて終わるが、強者の本音はその通りになる。
ついに、米軍基地が配備されるおそれがあるから北方領土は返さないと公言した。
この発言で、安倍首相の北方領土問題解決は決定的に頓挫した。
今度はトランプの番だ。
ついにプーチンが北朝鮮の核について本音を語った。
きょう6月4日の各紙が報じている。
ロシアで開かれている国際フォーラムの討論の中で、米国の軍事圧力路線をこう批判したという。
「小さい国々は独立と安全、主権を確保するために核兵器を持つ以外の方法を見いださない」と。
これは、米国の対北朝鮮政策に対するこれ以上ない批判だ。
プーチンにここまで本音を言われてはトランプもお終いだ。
トランプにとって北朝鮮問題の武力解決はあり得ないという事である(了)
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グテレス国連事務総長発言を
情報操作した日本の大恥
「天木 直人の公式ブログ」
2017年6月4日より転載
さきのサミットの場で、安倍首相がグテレス国連事務総長と懇談し、慰安婦問題の日韓合意について話したと報じられたことがあた。
その時の報道では、グテレス国連事務総長が日韓合意についての日本の立場に賛意を示したとなっていた。
それを読んだ時、私は日韓間の最大の政治・外交問題である慰安婦問題について、国連の事務総長が日本に味方する発言をしたのは驚きだと思って読み流した。
それから数日たって、
私は東京新聞と週刊プレーボーイから
立て続けに電話取材を受けた。
グテレス国連の事務総長の発言報道を巡って
日本と国連の間で論争が起きているがどう思うかと。
その電話取材で私はじめて知った。
なんと事務総長報道官が
5月30日の定例記者会見で日本の発表に
異を唱えたというのだ。
つまり、国連事務総長は
如何なる合意の内容にも言及していない、
日韓両国が合意の内容を解決するという原則に
賛同しただけだ、と、
わざわざ訂正したというのだ。
やっぱりそうかと思った。
私は電話取材に対して、その時は日本政府が日本の報道関係者に流したグテレス・安倍会談の内容も、日本の報道に対する国連事務総長報道官の訂正発表も知らなかったので、一般論であると断った上で、国連事務総長の発言を巡って日本が発表した内容に国連が訂正を求めるなどいうことは、あってはならない事だと答えた。
外務省の聞き間違いか、さもなくば意図的な情報操作か、どちらかだが、前者であればお粗末であり、後者であれば由々しき情報操作だ、どちらにしても国際信用を落とす大失態だと答えた。
それにしても、こんな重要な事をなぜ大手紙は東京新聞しか取り上げないのか。
そう思っていたら、きょう6月4日の毎日新聞が書いた。
日本と国連との間で、いまでも水掛け論が続いているというのだ。
日本は今でもグテレス国連事務総長が日韓合意に賛意を表したと言い張っているというのだ。
この問題もまた徹底的に追及されなければいけない。
黒を白と言い張るのは
国内政治では通用しても、
外交では通用しない。
国際信用にかかわる問題に発展するからだ。
何よりも国連の日本に対する信用を失う。
そんな日本が、
国連安保理常任理事国入りを
今でも狙っているというのだから支離滅裂である
(了)
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サミットのトランプの言動がここまで酷かったとは驚きだ
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月4日より転載
きょう6月4日の日経新聞が「G7の舞台裏」としてさきのG7におけるトランプの言動の数々を教えてくれている。
まず、サミットの歓迎式典がトランプの遅刻で10分遅れ、はじめから不穏な空気が漂ったという。
首脳会議にはシェルパと呼ばれる首脳の個人代表しか入れないから、各国の随行団は別室で映像を見て議論を見守るのが慣例であるが、その映像の音声が突然途切れる場面があったという。
シリア、ウクライナ、自由貿易、地球環境問題などに関するメルケル首相ら欧州首脳とトランプの応酬は異例の激しさだったという。
トランプだけがヘッドホンをせずに、話を聞かない場面がたびたびあったという。
トランプだけがゴルフカートで移動する場面が目撃されたという。
これらは、これまでのサミット報道でも断片的に触れられていたことであるが、ここまでまとめて紹介されると、あらためて今度のサミットがトランプによってぶち壊されていたかがわかる。
同行した日本政府関係者は、「トランプが途中帰国しなかっただけ良かった」と話しているという。
ここまで酷かったとは思わなかった。
議長国イタリアのジェンティロー二首相が、終了後の記者会見で、異例のトランプ批判をしたのも頷ける。
ドイツのメルケル首相が、サミット後の講演で、「他国(米国)を頼れる時代は終わった」という衝撃的な発言をしたのもうなずける。
しかし、この日経の記事は同時に書いている。
そんな対立するトランプと欧州首脳の中を取り持ったのが安倍首相だったと。
英語も満足に出来ず、有効な政策も持たない安倍首相が、どうして仲を取り持てるというのか。
首脳会談の現場を知ってるのは安倍首相とシェルパだけだ。
「情報をもらう代わりに安倍首相の活躍ぶりを宣伝する」という、取引記事の典型である(了)
*****
プーチンに本音を言われたら手も足も出ないトランプ
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月4日より転載
トランプ大統領のロシア疑惑がはじめて取り上げられた時、私はトランプは米国大統領としてまともな外交は出来ないと直感した。
なぜならば、疑惑が真実なら、プーチンはトランプの生殺与奪を握っているからだ。
ハニートラップにしろ、大統領選挙への干渉にしろ、それが事実なら、いざとなれば、「ばらすぞ」と脅かせばいいからだ。
そのプーチンが本音を言い始めた。
弱者の本音は握りつぶされて終わるが、強者の本音はその通りになる。
ついに、米軍基地が配備されるおそれがあるから北方領土は返さないと公言した。
この発言で、安倍首相の北方領土問題解決は決定的に頓挫した。
今度はトランプの番だ。
ついにプーチンが北朝鮮の核について本音を語った。
きょう6月4日の各紙が報じている。
ロシアで開かれている国際フォーラムの討論の中で、米国の軍事圧力路線をこう批判したという。
「小さい国々は独立と安全、主権を確保するために核兵器を持つ以外の方法を見いださない」と。
これは、米国の対北朝鮮政策に対するこれ以上ない批判だ。
プーチンにここまで本音を言われてはトランプもお終いだ。
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by kuroki_kazuya
| 2017-06-05 06:05
| 日本の今後