韓国の文在寅新政権に日米韓同盟を守れと説いた朝日新聞
2017年 06月 16日
みなさま、時間のアル時に
是非、「天木 直人の公式ブログ」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>
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韓国の文在寅新政権に日米韓同盟を守れと説いた朝日新聞
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月15日より転載
「韓国外交の基軸は、自由と民主主義の価値を共有する米国と日本と の連携におく姿勢を忘れずにいてもらいたい」
これは安倍首相の言葉ではない。
岸田外相の言葉でもない。
安倍政権の外交を代弁する読売新聞が書いている文章でもない。
リベラルを自称する朝日新聞が、「文政権1カ月」と題して6月13 日の社説で書いた文章の中の一節である。
それだけでも驚きであるが、朝日の社説は、さらに北朝鮮問題につい て、文在寅大統領は中国に対し、高高度迎撃ミサイル配備に反対するく らいなら、もっと強く北朝鮮を説得せよ、と迫れと書いている。
まるで米国の代弁者のごとき朝日の社説である。
しかし、私にとっては驚きでも何でもない。
日米同盟を憲法9条より優先する朝日新聞である事を知っているから だ。
その朝日新聞が、ついに、慰安婦問題の誤報道謝罪で味噌をつけた木 村社長の後のワンポイントリリーフ社長の後に、次期本格社長に、文字 通り米国の代弁者である政治部出身の幹部を昇格させる事を決めたとい うのだ。
その幹部こそ、イラク戦争に反対した私を批判し、朝日では私は扱わ ない、と口走った記者である。
朝日と読売はますます似てくるだろう。
ただでさえ安倍外交に迎合する大手紙が、ますますその傾向を強めて 行く事になる。
対米自主・自立の意識が国民からどんどん失われて行く事になる( 了)
*****
見事に逃げ切った安倍首相とそれを許した野党
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月15日より転載
まともに働いている人間なら明日の仕事の為に睡眠している深夜をざわざわ選んで国会を開き、あたかも朝まで大変な政治的攻防を繰り広げているふりをする。
与党と野党が結託して国民を欺く茶番劇だ。
腹立たしい限りだ。
もちろん加計疑惑を乗り切るために共謀罪成立を急ぎ、国会を店じまいしようとしている安倍首相は許せない。
しかし、そうなる事はわかりきっていたのに、徹底抗戦の振りをして、おめおめと安倍首相を逃がした野党の体たらくに腹が立つ。
しかし、野党が安倍首相を逃したのは共謀罪や加計疑惑だけではない。
その前に、退位特例法の成立で、見事に安倍首相を逃がしている。
その事を、きょう発売の週刊文春(6月22日号)が、政治部記者や宮内庁担当記者の言葉を借りて次のように見事に喝破している。
・・・「安倍首相の眼中には皇室問題はなくなった」というのは、ある政治部記者だ。「憲法改正を悲願とする安倍首相は、憲法遵守を信条とされる天皇陛下が苦手でした。近い将来の退位が決まって、内心は一安心でしょう。女性宮家の議論も封じることができた。首相にとっては、『完勝』だと言えます」(宮内庁担当記者)・・・
その通りだ。
もはや安倍首相の念頭にあるのは、憲法9条改憲だけとなった。
そしてそれに向かって安倍首相は走り出し、野党はそれを阻止する力は全く無い。
来週から東京都議会選挙一色になり、その後にこの国の政治は大混乱に突入することになるだろう。
野党共闘は終わる。
私でなくても、誰かが新党憲法9条の必要性を言い出さなければいけない時が待ったなしにやって来る(了)
*****
わかっていても誰も正面から議論しない象徴天皇の務め
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月15日より転載
まず、次の言葉を黙ってお読みいただきたい。
「新天皇は何をよりどころにして、その象徴的機能を果たす事ができるだろうか」
この問いかけは、2年後には確実に明仁天皇から皇位を継承されて新天皇に即位される皇太子が、いま心中で思っておられる事に違いない。
しかし、この言葉は、皇太子の言葉ではない。
いまから30年ほど前、皇太子の父である明仁天皇が、その父である昭和天皇から皇位を引き継がれた当時に、憲法学者の故佐藤功(さとう いさお、1915年 - 2006年)上智大学名誉教授が語った言葉であるという。
その事を、私は6月9日付の朝日新聞「憲法70年」という記事で知った。
故佐藤功教授は、戦後の憲法制定作業に法制局スタッフとして携わり、当時の憲法担当相を支える「三羽がらす」と呼ばれた一人だと朝日のその記事は我々に教えてくれている。
驚くべきことだ。
憲法制定時の当事者が、象徴天皇の機能について答えを見いだせなかったのだ。
朝日新聞のその記事はこう続けている。
戦前「現人神(あらひとがみ)」として崇敬の対象とされた昭和天皇と違い、新憲法のもとで初めて即位した新天皇は、これから国民とどのような関係を結び、「統合の象徴」の役割を担うのか、佐藤氏に限らず、多くの人が感じた不安であり、期待でもあったと。
驚くべき佐藤氏の言葉であり、それを解説した朝日新聞の記事である。
これを要するに、国民はもとより新憲法の制定作業に関わった当事者も政治家も有識者も、誰一人として、象徴天皇の務めが何であるかわからないまま、そしてそれを真剣に考える事無く、今日まで70年間を過ごして来たのだ。
明仁天皇こそが一人それを考え続け、実践してこられた。
そして、自分が考え、実践してきた事が正しかったと思うか、国民に呼び掛けられた。
それがあのお言葉だったのだ。
それにもかかわらず、安倍首相も有識者もメディアも国民も、誰一人としてその答えを出そうともせず、退位特例法を成立させて、その問いかけを皇太子に丸投げしてしまったのだ。
皇太子は外交関係150周年を祝うためデンマークを訪問されるに際し、6月13日に記者会見に臨まれた。
その時皇太子は、陛下から引き継ぐ象徴天皇の務めについて、「陛下のお気持ちを十分に踏まえ、全身全霊で取り組む」と決意を述べられた。
しかし、それを報じる各紙は、どれひとつ見ても。象徴天皇の務めについて語らない。
いや、語れないのだ。
明仁陛下があのお言葉で問いかけられた象徴天皇の務めについて、答えを求められていることをわかっていながら避けて通し、明仁天皇の苦悩をそのまま皇太子に押しつけてしまった安倍政権や与野党の政治家たちは、その無責任さを恥ずべきであると思う(了)
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韓国の文在寅新政権に日米韓同盟を守れと説いた朝日新聞
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月15日より転載
「韓国外交の基軸は、自由と民主主義の価値を共有する米国と日本と の連携におく姿勢を忘れずにいてもらいたい」
これは安倍首相の言葉ではない。
岸田外相の言葉でもない。
安倍政権の外交を代弁する読売新聞が書いている文章でもない。
リベラルを自称する朝日新聞が、「文政権1カ月」と題して6月13 日の社説で書いた文章の中の一節である。
それだけでも驚きであるが、朝日の社説は、さらに北朝鮮問題につい て、文在寅大統領は中国に対し、高高度迎撃ミサイル配備に反対するく らいなら、もっと強く北朝鮮を説得せよ、と迫れと書いている。
まるで米国の代弁者のごとき朝日の社説である。
しかし、私にとっては驚きでも何でもない。
日米同盟を憲法9条より優先する朝日新聞である事を知っているから だ。
その朝日新聞が、ついに、慰安婦問題の誤報道謝罪で味噌をつけた木 村社長の後のワンポイントリリーフ社長の後に、次期本格社長に、文字 通り米国の代弁者である政治部出身の幹部を昇格させる事を決めたとい うのだ。
その幹部こそ、イラク戦争に反対した私を批判し、朝日では私は扱わ ない、と口走った記者である。
朝日と読売はますます似てくるだろう。
ただでさえ安倍外交に迎合する大手紙が、ますますその傾向を強めて 行く事になる。
対米自主・自立の意識が国民からどんどん失われて行く事になる( 了)
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見事に逃げ切った安倍首相とそれを許した野党
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月15日より転載
まともに働いている人間なら明日の仕事の為に睡眠している深夜をざわざわ選んで国会を開き、あたかも朝まで大変な政治的攻防を繰り広げているふりをする。
与党と野党が結託して国民を欺く茶番劇だ。
腹立たしい限りだ。
もちろん加計疑惑を乗り切るために共謀罪成立を急ぎ、国会を店じまいしようとしている安倍首相は許せない。
しかし、そうなる事はわかりきっていたのに、徹底抗戦の振りをして、おめおめと安倍首相を逃がした野党の体たらくに腹が立つ。
しかし、野党が安倍首相を逃したのは共謀罪や加計疑惑だけではない。
その前に、退位特例法の成立で、見事に安倍首相を逃がしている。
その事を、きょう発売の週刊文春(6月22日号)が、政治部記者や宮内庁担当記者の言葉を借りて次のように見事に喝破している。
・・・「安倍首相の眼中には皇室問題はなくなった」というのは、ある政治部記者だ。「憲法改正を悲願とする安倍首相は、憲法遵守を信条とされる天皇陛下が苦手でした。近い将来の退位が決まって、内心は一安心でしょう。女性宮家の議論も封じることができた。首相にとっては、『完勝』だと言えます」(宮内庁担当記者)・・・
その通りだ。
もはや安倍首相の念頭にあるのは、憲法9条改憲だけとなった。
そしてそれに向かって安倍首相は走り出し、野党はそれを阻止する力は全く無い。
来週から東京都議会選挙一色になり、その後にこの国の政治は大混乱に突入することになるだろう。
野党共闘は終わる。
私でなくても、誰かが新党憲法9条の必要性を言い出さなければいけない時が待ったなしにやって来る(了)
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わかっていても誰も正面から議論しない象徴天皇の務め
「天木 直人の公式ブログ」 2017年6月15日より転載
まず、次の言葉を黙ってお読みいただきたい。
「新天皇は何をよりどころにして、その象徴的機能を果たす事ができるだろうか」
この問いかけは、2年後には確実に明仁天皇から皇位を継承されて新天皇に即位される皇太子が、いま心中で思っておられる事に違いない。
しかし、この言葉は、皇太子の言葉ではない。
いまから30年ほど前、皇太子の父である明仁天皇が、その父である昭和天皇から皇位を引き継がれた当時に、憲法学者の故佐藤功(さとう いさお、1915年 - 2006年)上智大学名誉教授が語った言葉であるという。
その事を、私は6月9日付の朝日新聞「憲法70年」という記事で知った。
故佐藤功教授は、戦後の憲法制定作業に法制局スタッフとして携わり、当時の憲法担当相を支える「三羽がらす」と呼ばれた一人だと朝日のその記事は我々に教えてくれている。
驚くべきことだ。
憲法制定時の当事者が、象徴天皇の機能について答えを見いだせなかったのだ。
朝日新聞のその記事はこう続けている。
戦前「現人神(あらひとがみ)」として崇敬の対象とされた昭和天皇と違い、新憲法のもとで初めて即位した新天皇は、これから国民とどのような関係を結び、「統合の象徴」の役割を担うのか、佐藤氏に限らず、多くの人が感じた不安であり、期待でもあったと。
驚くべき佐藤氏の言葉であり、それを解説した朝日新聞の記事である。
これを要するに、国民はもとより新憲法の制定作業に関わった当事者も政治家も有識者も、誰一人として、象徴天皇の務めが何であるかわからないまま、そしてそれを真剣に考える事無く、今日まで70年間を過ごして来たのだ。
明仁天皇こそが一人それを考え続け、実践してこられた。
そして、自分が考え、実践してきた事が正しかったと思うか、国民に呼び掛けられた。
それがあのお言葉だったのだ。
それにもかかわらず、安倍首相も有識者もメディアも国民も、誰一人としてその答えを出そうともせず、退位特例法を成立させて、その問いかけを皇太子に丸投げしてしまったのだ。
皇太子は外交関係150周年を祝うためデンマークを訪問されるに際し、6月13日に記者会見に臨まれた。
その時皇太子は、陛下から引き継ぐ象徴天皇の務めについて、「陛下のお気持ちを十分に踏まえ、全身全霊で取り組む」と決意を述べられた。
しかし、それを報じる各紙は、どれひとつ見ても。象徴天皇の務めについて語らない。
いや、語れないのだ。
明仁陛下があのお言葉で問いかけられた象徴天皇の務めについて、答えを求められていることをわかっていながら避けて通し、明仁天皇の苦悩をそのまま皇太子に押しつけてしまった安倍政権や与野党の政治家たちは、その無責任さを恥ずべきであると思う(了)
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by kuroki_kazuya
| 2017-06-16 06:05
| 日本の今後