スキーにはまっています。


by 幸田 晋

福島第一原発事故は全く収束のめどが立っていない

福島第一原発事故は全く収束のめどが立っていない
  それなのに,東電は柏崎刈羽再稼働?とんでもない!

    坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)

たんぽぽ舎です。【TMM:No3192】
2017年10月7日(土)午後 07:50
地震と原発事故情報
より一部

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┗■2.福島第一原発事故は全く収束のめどが立っていない
 |  それなのに,東電は柏崎刈羽再稼働?とんでもない!
 | 10/14第2回山崎ゼミ「先月・今月・来月の原発問題」
 └──── 坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)

 第2回山崎ゼミ「東電問題と福島第一・再稼働に突き進む柏崎刈羽」

  日 時:10月14日(土)14:00から17:00
  講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
  場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:800円
    ☆土曜の午後は3時間たっぷり使って、話も質疑も十分に
     3回シリーズの第2回です。

○9月16日の第1回目は、「本当に怖い…核のゴミ」と題して、これから大問題
になる核廃棄物の問題を中心に学習しました。主な内容は、
 1.核燃料サイクルと核のゴミ、
 2.高レベル放射能廃棄物の地中処分
 3.廃炉に伴う核のゴミ
 土曜日なので、3時間使って質疑も活発に交わされて、話題の「核」について
も話題となりました。

○今月は核心に迫る「東電問題と福島第一原発」「再稼働に突き進む柏崎刈羽」
です。
 10月4日、原子力規制委員会は柏崎刈羽原発の6・7号機への実質上の合格を
出しました。
 しかし、問題は山積しています。
 そして、福島第一原発の事故の収束は全く先が見えず、事故の責任を取らない
東電への怒りは大きくなる一方です。
 「柏崎刈羽再稼働」なんてとんでもない!

 ※10月5日(木)発信の【TMM:No3190】の1.「抗議声明」を
  参考にしてください。


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┗■3.東京電力柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の
 |  審査書案についての申し入れ
 └──── 小木曽茂子 (さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト)

平成29年10月4日
原子力規制委員会委員長 更田豊志 様

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の規制基準適合審査について本日合
格を発表されるとのことですが、私たちは中越沖地震で損傷を受け、敷地地盤や
発電施設がガタガタに傷んだ原子力発電所の再稼働に強い不安を持っています。
 また、東京電力は福島第一原子力発電所の事故で、事前に原子力施設を襲う津
波の予測が出されていたにも関わらず、その安全対策を怠り、被害レベル最大の
原子力事故を発生させ、住民に多大な被害を与え、原状回復はもとより、未だに
放射能漏れの事態の収束を図ることさえできていません。
 また、柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の適合性審査では、下記に示す様々な
疑問点が浮上していますが、審査過程において具体的な根拠を持った安全性の確
認が示されておりません。

 このような状況で審査の合格を表明することは、いったん事故が発生したら取
り返しのつかない事態に発展する原子力発電施設の重大性にかんがみて、安全性
を極度に軽視し、住民の安全に生活する権利を著しく脅かすもので、到底容認す
ることはできません。
 直ちに本日の審査合格表明をやめ、住民の安全に生活する権利を最大に確保す
るために透明で厳格な安全審査を行うことを強く要請します。
 なお、下記に示す審査過程の疑問点や要請事項について具体的な根拠を持って
審査をやり直し、審査過程及び審査結果を公表することを求めます。
 また、審査により安全が確保されないと判断された場合は、再稼働を認めず、
廃炉の命令を下すよう要請します。

          記

1)中越沖地震で受けた原発の損傷、耐震性の劣化についてどう評価したのか。

2)地元の地質学の専門家たちが長年調査し、ボーリングも行って、東電の地盤
評価に異論を唱えている。彼らの意見を反映させる機会を設けるとともに、その
意見について具体的な根拠を持って検討し、その結果を公表すること。

3)前知事と約束した地下のフィルタベント装置設置について、東電はどのよう
に対応したのか。テロや、ミサイル、航空機事故などにより、ベント装置が機能
しない場合の事故想定をしたのか。

4)免震重要棟について。2300ガルの基準地震動に耐えうる免震重要棟を建てる
ことは不可能と東電は認めている。6,7号機近接の5号機緊急対処施設で、事
故対応できる機能が確保できるのか。

5)荒浜側防潮堤の地盤の液状化によって、それが傾く恐れが指摘され東電も認
めているが、審査指針に抵触するのではないか。その対策は可能なのか?液状化
する地域は原発の建てられない地盤であることを意味するのではないか。

6)新潟県は、福島第一原発事故及びその影響と課題に関する3つの検証(事故
原因、健康と生活への影響、安全な避難方法)に関する3委員会を作り検証を進
めている。
 それでも尚、ドイツで問題になったような倫理に関する問題や放射性廃棄物処
理に関わる問題等は漏れ落ちてしまう可能性が指摘されている。
 原子力規制委員会と名付けられた貴組織が避難計画を始め、こうした問題に一
切触れずに適合性を示すことには、大きな違和感を感じてしまう。
 そもそも重大事故を起こした東電には既に原発を運転する資格がないのではな
いか。

7)東京電力は、中越沖地震後に免震重要棟、福島原発事故後に防潮堤を建設し、
適合審査を申請したが、後にどちらも地震時に安全が確保できないことが確認さ
れている。それは、そもそもこの土地が、原発の建設に耐えられない地盤である
ことを示してはいないか。
 それにも関わらず、東京電力はこのことを隠して地元自治体に再稼働の了解を
求める動きをしてきた。
 私たち県民は、こうした東電の姿勢を容認することはできない。国民の命や、
生活を守るために、国も東電の原発運転資格を取り下げるべきではないか。

※《事故情報編集部》より
 10月4日発信の【TMM:No3189】■1.東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めるな!
 10/4原子力規制委員会抗議申し入れ文4団体の1つを紹介します。

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by kuroki_kazuya | 2017-10-08 06:15 | 核 原子力