スキーにはまっています。


by 幸田 晋

対馬 原発からの廃棄物(井原 長崎市議ブログ転載)

対馬の美しい自然が危機にさらされ、人が住めなくなる恐れがある。

原子力発電所から出た高レベル放射性廃棄物処分場の誘致を目論む動きが出ている。

対馬市北部の一部市会議員が電力会社の意向を受けてか、原子力発電環境整備機構
(原環機構)

からの全国募集に応じようとして、関係先の補助を受け青森県の六ヶ所村などを団体で
視察し、「原環機構」を招いた勉強会を十数回も続けている。

この様な動きを重視して、昨10日、原水爆禁止長崎県民会議、長崎県平和運動センター、
長崎県被爆者手帳友の会など平和6団体は、対馬市の松村市長に対して共同で次の
2項目を申し入れ、17日までの文書回答を求めた。

1・市は最終処分地に応募しない。

2・放射性物質などの持ち込み拒否及び原子力関連施設の立地拒否に関する条例(仮称)
を制定する。

この申し入れに松村市長は、「美しく豊かな自然を生かした第一次産業と観光が融合する
癒しの島・対馬市」を目指している姿勢からして、趣旨は皆さんと同じ、ただ、三年間で
2000人もの人口減少、市の財政や市民生活が危機的状況の中で、論議される事は
悪いことではない。また、一方では風評被害もこわい。住民投票もあり得る」などと答えた。

これに対して、「負の遺産を子々孫々に残し、人口減少どころか人々が寄りつかない、
住めない島に成らないように市長は、先見性をもって誘致反対を決断すべきである」と
重ねて迫った。

この問題は、2000年10月に発足した原子力発電環境整備機構が2002年12月から
全国の自治体を対象に処分地を公募している事に呼応した動きである。しかし、未だに
これに応じた自治体は
ゼロであり、長崎県新上五島町でも一時期浮上したため、2005年11月に町長に申し
入れ、井上町長は、誘致反対の姿勢を明らかにし、金子長崎県知事も反対を表明して
いる。

対馬市は、長崎県ながら福岡経済圏が近く、韓国と指呼の間にあって、ツシマヤマネコ
やワイルドな自然、新鮮な魚、歴史的な文化財にも恵まれ福岡県内はもとより韓国との
交流も盛んで観光客にとっても宝の島である。

ORCによる飛行機便が長崎空港から1日に4往復運行されており、わずかに35分で
魅力溢れる対馬に行ける。

この美しい島を核のゴミ捨場にしてはならない。
対馬 原発からの廃棄物(井原 長崎市議ブログ転載)_a0043276_18332128.jpg

by kuroki_kazuya | 2007-01-11 18:26 | 日誌