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by 幸田 晋

志布志 警察失態

志布志踏み字訴訟 県が控訴断念
鹿児島MBCテレビの報道によると

公職選挙法違反事件の捜査で、違法な取調べがあったとして鹿児島地方裁判所は
今月18日県に賠償を命じる判決を言い渡しましたが県はきょう控訴を断念することを
決めました。

この裁判は2003年の県議選を巡る選挙違反事件に絡み、県警の取調べを受けた
志布志市の会社役員川畑幸夫さん(61)が取調室で44歳の警部補から無理やり
足首をつかまれ親族の名前などが書かれた紙を何度も踏みつけさせられ精神的苦痛
を受けたなどとして、県を相手に200万円の損害賠償を求めていたものです。

18日の判決で、鹿児島地裁は「常軌を逸した取り調べがあった」として男性の訴えを認め
県に60万円の支払を命じる判決を言い渡していました。

きょう県警本部で開かれた記者会見で、久我英一県警本部長は、「踏み字という行為は、
妥当性に疑念を生じさせかねず、違法と言われてもやむをえない」と述べるとともに裁判
の長期化を避けたいなどとして、明日の控訴期限を前に、控訴しない意向を示しました。

県警が控訴を断念したことについて、川畑さんは、「自分が勇気をもってやってきたことが
認められた。

率直に嬉しい」とコメントしています。

なお、44歳の警部補の処分などについて、県警では、
「事実関係に則して適切に対処していく」としています。
by kuroki_kazuya | 2007-01-31 16:21 | 日誌