阿久根市の職員、“クビ”かけ上申書 市長命令で裁断
2010年 07月 02日
阿久根市の職員、“クビ”かけ上申書
市長命令で裁断
議会を招集せず、
専決処分を乱発するなど
特異な市政運営を続ける鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は
2日、ほぼ全員にあたる約200人の職員が
「法令を順守した市政運営」を求めた上申書2通と署名簿を、
職員に命じて裁断、破棄させた。
“クビ”をかけて反旗を翻した職員らは
「当たり前のことをお願いしただけなのに」とあきれ返り、
市民からは「全然市民のためになっていない」など、
相次ぐ異常事態に批判の声が上がった。
市関係者によると、上申書は6月25日、
一般職員が所属する市職員労働組合(市職労)
と課長級職員約20人が、総務課長を通じて提出。
28日、総務課長が手渡そうとすると、市長は受け取りを拒み
「シュレッダーにかけろ」と裁断を命じた。
困った担当職員が手元で保管していたが、
2日午前、市長が「あれ(上申書)はどうした」と詰問。
残してあることを知ると、再度即座の裁断を命じたため、
職員がシュレッダーで裁断したという。
裁断されたのは、一般職員の趣意書1枚、署名簿3枚
▽課長級の趣意書1枚、署名簿1枚の計6枚。
ある職員は「憤まんやるかたない。異常としか言いようがない」
とさじを投げた様子。
市民からも厳しい声が出た。
同市琴平町、無職、高橋敏和さん(64)は
「専決処分が一番いけない。
改革するならきちんと議会や報道の前で説明すべきだ。
小学生がだだをこねているようで阿久根の恥」。
以前、竹原市長を応援していたという自営業の女性(66)は、
上申書の裁断を聞き「本当にやったの? もう疲れた。
早く平和になってほしい」と声を落とした。
「ワンマンで人の言うことを聞かないだけ。
議員や市民と話し合ってほしい」と話した。
市長命令で裁断
議会を招集せず、
専決処分を乱発するなど
特異な市政運営を続ける鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は
2日、ほぼ全員にあたる約200人の職員が
「法令を順守した市政運営」を求めた上申書2通と署名簿を、
職員に命じて裁断、破棄させた。
“クビ”をかけて反旗を翻した職員らは
「当たり前のことをお願いしただけなのに」とあきれ返り、
市民からは「全然市民のためになっていない」など、
相次ぐ異常事態に批判の声が上がった。
市関係者によると、上申書は6月25日、
一般職員が所属する市職員労働組合(市職労)
と課長級職員約20人が、総務課長を通じて提出。
28日、総務課長が手渡そうとすると、市長は受け取りを拒み
「シュレッダーにかけろ」と裁断を命じた。
困った担当職員が手元で保管していたが、
2日午前、市長が「あれ(上申書)はどうした」と詰問。
残してあることを知ると、再度即座の裁断を命じたため、
職員がシュレッダーで裁断したという。
裁断されたのは、一般職員の趣意書1枚、署名簿3枚
▽課長級の趣意書1枚、署名簿1枚の計6枚。
ある職員は「憤まんやるかたない。異常としか言いようがない」
とさじを投げた様子。
市民からも厳しい声が出た。
同市琴平町、無職、高橋敏和さん(64)は
「専決処分が一番いけない。
改革するならきちんと議会や報道の前で説明すべきだ。
小学生がだだをこねているようで阿久根の恥」。
以前、竹原市長を応援していたという自営業の女性(66)は、
上申書の裁断を聞き「本当にやったの? もう疲れた。
早く平和になってほしい」と声を落とした。
「ワンマンで人の言うことを聞かないだけ。
議員や市民と話し合ってほしい」と話した。
by kuroki_kazuya
| 2010-07-02 23:21
| 政治・議会