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by 幸田 晋

原発2号機「閉じ込め」できず深刻事態

原発2号機「閉じ込め」できず深刻事態
産経新聞 3月15日(火)19時58分配信より

 東日本大震災で被災した
東京電力福島第1原子力発電所の
状況が深刻化している。

15日には、
健康被害が懸念されるレベルの放射線が検出された。

運転休止中の4号機で
水素爆発による火災が発生し、

2号機では
格納容器と直接つながる圧力抑制室で
爆発現象が起こった。

放射性物質を原発内に「閉じこめる」
という安全確保の最後の壁が崩れた可能性が高い。

1号機、3号機の水素爆発よりもはるかに深刻な事態だ。

 4号機の水素爆発は、
使用済み核燃料を沈める
プールで起きたとみられる。

熱を持った使用済み燃料から水素が発生し、
酸素と反応したとみられる。

使用済み燃料といっても高温状態が続く。

プールの水が蒸発し、
水位が下がって
使用済み燃料が
水面から露出した可能性が高い。

 都内など広範囲で
通常より高いレベルの放射線が検出
されたのは、
爆発時に4号機から飛散した
放射性物質の影響との見方もある。

 2号機で
爆発が起きた圧力抑制室は、
格納容器の下部につながる設備で、
格納容器の圧力を調節する。

爆発音とともに、
気圧の低下が起きており、
圧力抑制室に損傷が生じたとみられる。

爆発音の直後には、
高いレベルの放射線量が記録された。

 2号機は14日、
冷却に使う海水を送るポンプが動かなくなり、
長さ約4メートルの燃料棒が2回にわたり、
完全に露出した。

それでも14日までに
検出された射線量は
最高で約3千マイクロシーベルトだった。


 だが、
15日午前10時22分には

3号機周辺で400ミリシーベルト
の放射線が検出された。

ミリはマイクロの1千倍の単位で、
一般人の年間被(ひ)曝(ばく)線量が
1ミリシーベルト。

一時間当たり250~1000ミリシーベルト
の被曝は、白血球やリンパ球の減少、
水晶体の混濁など健康被害につながる可能性があるとされる。

 2号機では、
長時間にわたって
完全に露出した燃料棒の大半が溶け落ち、

メルトダウンに至る可能性も
否定できない。

最悪の場合、
高温の溶出物が圧力容器を突き破って
外部の水に接触し、
水蒸気爆発が起きることも考えられる。

この場合、
高濃度の放射性物質が大量にまき散らされる。

 世界の原発事故で、
“死の灰”がまき散らされたのは、

旧ソ連のチェルノブイリ原発(1986年)だけだ。

 1979年の
米スリーマイルアイランド原発事故では、

燃料の溶融で約20トンが
圧力容器の底に落下したが、
圧力容器は破損せず、
外部への放射性物質の飛散は起こらなかった。

 福島第1原発の極めて危険な状況は
スリーマイルアイランド事故を超える
可能性さえもはらんでいる。
by kuroki_kazuya | 2011-03-15 21:07 | 核 原子力 | Comments(0)