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by 幸田 晋

<中学校教科書検定>震災や原発、どこまで記載…悩む各社

<中学校教科書検定>
震災や原発、
どこまで記載…

悩む各社

毎日新聞
3月30日(水)22時55分配信より


 来春から中学生が使う教科書の検定結果が30日公表された。中学生は理科や社会科で地震や原子力発電所について学ぶ。11日に発生した東日本大震災の記述はないが、子供たちの手に渡る来春までに追加することも可能だ。しかし、現在進行形の大災害をどこまで記載できるのか、各教科書会社は頭を悩ませている。

 地震や津波の仕組み、原因については中学1年の理科で学ぶ。教科書各社も比較的多めに分量を割き、阪神大震災の写真を使うなどして解説。岩手県三陸地方に大きな被害をもたらしたチリ地震(1960年)の津波を紹介する教科書もある。

 未曽有の大災害となった東日本大震災も、将来的には教科書で大きく取り上げられるのは確実だ。しかし、理科の教科書の、ある編集長は「できるだけ新しいデータを使いたいが、今回の地震は影響が長期化しそうで難しい」と話す。地震は社会科(地理)でも扱うが、別の教科書会社の編集幹部は「子供向けの教材とするには慎重な配慮が必要。来春からの教科書に間に合わせるかはよく検討する必要がある」と言う。

 原発の問題点をどう記述するかも悩ましい問題だ。学習指導要領は中学3年の理科で原発を含む発電所の仕組みを学ぶことになっており、検定を合格した5社すべてが取り上げた。このほか、公民や地理の教科書でも全社が原発に触れているが、いずれも安全性の記述は多くない。

 3年生の理科の教科書に福島第1原発の写真を掲載している教科書会社の編集長は「写真は差し替えざるを得ない」と話すが、問題点には「学習指導要領に沿う必要がある。理科としてどう扱うかという点を考えなければならない」と慎重な姿勢。別の会社は「原発には賛成、反対いろいろな考え方があり、多面的に検討しなければならない」という。

 教科用図書検定規則では、検定合格後も「更新を行うことが適切な事実」が見つかれば教科書会社は訂正申請ができる。文部科学省は東日本大震災が訂正申請の対象になるか明言しておらず、「教科書会社から話があれば対応する」と話している。【遠藤拓、井上俊樹】
by kuroki_kazuya | 2011-03-31 01:30 | 核 原子力 | Comments(0)