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by 幸田 晋

「マスコミの原発報道に異議あり」  たんぽぽ舎 山崎久隆

「マスコミの原発報道に異議あり」 
 たんぽぽ舎 山崎久隆


 今の日本のマスコミの多くが、
戦前の新聞やラジオなどと、
いったいどう違うというのか。
はなはだ疑問だ。

 福島第一原発は、
事態は悪化し続け、
コントロールを失った悲惨な現実だというのに


それでも「原発を止めるわけには行かない」
「これを乗り切れば日本の原発輸出にはずみがつく」
などと、
さすがに経産省でも今は言えないような暴論を
垂れ流している記事や番組がいくつもある。

 
諸外国特に、
ドイツではあっというまに
原発を止めようと気運が盛り上がり、

国内電力の8割を原子力で占める
フランスでさえ、
国民の8割が
「今後は原子力を縮小して
新エネルギーに転換するほうがいい」と
世論調査で答えていることが
伝えられているというのに。


日本には、
世界中に大変な打撃を与えた
(放射能を世界にバラまいたこと)という意識さえないらしい。

 海外の報道に対して
「おおげさだ」「おかしい」
などと平気で非難する番組さえあるが、
どちらがおかしいか、よく考えるべきだ。

 戦前、
必ずしもマスコミが
軍部に強制をされて
侵略戦争を賛美し鼓舞したわけではないことが、
既に研究者により明らかになっている。

大きな動機としては「売れること」
さらに「配給される紙やインクが
欲しかったこと」だという。

 もちろん言論統制事件はいくつもあったし、
軍部に批判的な記事を書くことは
大変なリスクを伴ったことは事実だ。

しかし積極的に戦争賛美を繰り返し、
自らも戦果に酔い、
開戦と戦争継続を鼓舞し続けた。

その結果はご承知の通り。

戦後、いくつもの反省の弁が聞かれたが、


今大手メディアが今やっていることは
どう違うというのか。

 現在は、
電力業界や原子力産業による広告料が
最も大きな動機だったところに、

それに加えて「がんばろう日本」という挙国一致スローガン

に抵触するような行政及び東電批判に対する圧力と、

原発震災前の成長戦略と

地球温暖化対策の切り札

(実態はもちろんかけ離れていることは戦前の日本の世界情勢分析と同じ)

になるという論拠により、

原発推進に舵を切ってしまった大手メディアの

「罪の隠蔽」に理由がある。

 まず、
東電や国以前に、
大手メディアが原発震災を引き起こした責任
を感じるべきだろう。

どれだけ多くの人々が今日を予測して
たくさんの警告をしてきたか。

そして一切それを報道しなかったのは
大手メディアだったのだから。
                     

たんぽぽ舎【TMM:No1050】(2011,4,9)より
                       
     ◆ 地震と原発事故情報 その35 ◆
by kuroki_kazuya | 2011-04-09 20:03 | 核 原子力 | Comments(0)