スキーにはまっています。


by 幸田 晋

東日本大震災:愛媛・伊方原発3号機、再稼働断念 電力需要、綱渡りの対応 /高知

東日本大震災:
愛媛・伊方原発3号機、
再稼働断念 

電力需要、綱渡りの対応
 /高知

毎日新聞
7月9日(土)15時51分配信より


◇四電、供給は新たに1社

 四国電力が10日に準備していた伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働を断念したことで、厳しい状況が必至となった今夏の電力需給。

一方、他企業からの買電は、

これまで明らかにしていた2社に加え、

新たに1社から供給を受ける

ことが分かった。

供給は今月から始まったが、

3号機再稼働の行方は不透明で、

四電には綱渡りの対応を迫られる夏となりそうだ。



 四電は今夏の最高気温を平年並みの平均34・5度として、最大需要を570万キロワットと想定。四電全体の発電能力(666万キロワット)のうち、伊方3号機の発電量89万キロワットを差し引くと、発電能力は577万キロワットとすれすれの水準に落ち込む。
 千葉昭社長は先月29日の記者会見で、今夏、数値目標を伴った節電要請は行わない考えを強調した。新たに1社分の電力を加えると、十数万キロワットの電力を確保できたことになり、供給能力は587万キロワット以上になる。
 しかし、猛暑だった昨夏に記録した最大電力需要は、8月20日の596万キロワット。気温が1度上昇すると、需要は23万キロワット増える。このため、四電は火力発電所の点検日程見直しや、水力発電所の効率的運用により、電力の余力を示す予備率を8%程度まで上げ、しのぎたい考えだ。
 だが、国が全原発を対象に、新たにストレステスト(耐性試験)を実施する方針を6日に発表したことで、不確定要素が加わった。さらに、9月4日からは1号機(56・6万キロワット)が定期検査に入る。その時点で、3号機が再稼働していなければ、電力需給は逼迫(ひっぱく)する。四電幹部は「そうなれば、西日本全体の経済にも影響を与えかねない」と危機感をあらわにしている。【浜名晋一】

7月9日朝刊
by kuroki_kazuya | 2011-07-10 05:21 | 核 原子力