九電社長宛・「原子力発電ゼロに向けての要請書」を支社へ提出し協議。全九電同友会。(8月1日)
2011年 08月 03日
私の、30数年来の、電力労働運動の同志、先輩方の代表的な方達で、
昨日(8月1日)、九州電力(株)長崎支社を通じ、
真部利応社長あての「原子力発電0」に向けた要請書を提出し、
約2時間の交渉を持った、というブログを、
私の尊敬する、現長崎市議会議員で井原 東洋一(九州電力労働者OB)さんの「ブログ」へも掲載されています。
一度、ご覧下さい。
以下、ブログの文字のみ。(実際のブログには、写真も掲示)
九電社長宛・「原子力発電ゼロに向けての要請書」
を支社へ提出し協議。全九電同友会。(8月1日)
九州電力(株)の退職者などで組織されている「全九電同友会」(野口伸一会長)は、
8月1日午後2時に会長以下役員など4人が、
九州電力(株)長崎支社を訪れ、
「原発の新・増設計画中止」「既存原発の計画的廃止」を柱とする、
11項目の要請と提言を行い
2時間に亘って協議した。
支社側の対応には、
原子力発電所に関する専門家の荘野支社長の出席を求めたが、
企画・総務部 広報グループ長・山口和彦氏、
同・総務グループ長・荒木浩史氏及び、
同・広報グループ課長・中村孝明氏など5名が対応し、
発言は山口グループ長に絞られた。
要望書の内容は、
我々は九州電力在職中から労働組合として、
「反原発運動」を貫いて来たが、
会社はこれを抑圧し、差別し、左遷し、弾圧してきた。
今、福島原子力発電所の爆発事故発生により、
元々架空だった「安全神話」が全く崩壊し、
制御出来ないままに放射線被害を撒き散らしている
にも関わらず、
停止中の玄海原子力発電所を運転したいがために、
「ヤラセメール」や、
「サクラ動員」で世論操作を計り、
実行した責任は重い。
しかも、古川佐賀県知事と打ち合わせ、
その後の調査では国の原子力安全・保安院まで深く関わっていた
原子力行政の実態が判り、
国民への背信行為は断じて許されない。
九州電力の尊大で独善的な発想や
体質改善などを含めた要請内容は、
現在問題化しているエネルギー政策の全般に関わるものであった。
九州電力は、
まず、「ヤラセメール」など一連の不祥事を詫びたものの、
原子力に依存する理由として、
需給バランス、発電コスト、環境問題などの3要素を説明して、
原子力発電所固有の潜在的危険性などを全く無視した姿勢であった。
これに対しては、
原子力発電所の安全神話は、完全に崩壊している、
需給バランスは、原発なしでも心配ない。
発電コストは、マヤカシ計算である。
などと、数字を上げて反論し、
どこに「新安全神話」があるのかと厳しく追求した。
そのほか、労使癒着体制、
自民に献金、
民主に票と金、
特に、電力出身の特定な国会議員、
地方議員への労使一体での金まみれ、
関連企業への一方的な指示命令体制など、
地域独占によって、
ぬくぬくと安住し、
重ねられてきた傲慢な企業体質など広範囲に指摘し、
8月10日を期限として文書回答を求めた。
殆どの課題が支社で解決出来ない内容だけに、
「本店へ上げて検討の後、誠実に回答致したい」。
との約束を得て、2時間に及んだ抗議と協議を終えた。
以上。(井原 東洋一さんのブログ「ここでトヨさん出番です!」より)
昨日(8月1日)、九州電力(株)長崎支社を通じ、
真部利応社長あての「原子力発電0」に向けた要請書を提出し、
約2時間の交渉を持った、というブログを、
私の尊敬する、現長崎市議会議員で井原 東洋一(九州電力労働者OB)さんの「ブログ」へも掲載されています。
一度、ご覧下さい。
以下、ブログの文字のみ。(実際のブログには、写真も掲示)
九電社長宛・「原子力発電ゼロに向けての要請書」
を支社へ提出し協議。全九電同友会。(8月1日)
九州電力(株)の退職者などで組織されている「全九電同友会」(野口伸一会長)は、
8月1日午後2時に会長以下役員など4人が、
九州電力(株)長崎支社を訪れ、
「原発の新・増設計画中止」「既存原発の計画的廃止」を柱とする、
11項目の要請と提言を行い
2時間に亘って協議した。
支社側の対応には、
原子力発電所に関する専門家の荘野支社長の出席を求めたが、
企画・総務部 広報グループ長・山口和彦氏、
同・総務グループ長・荒木浩史氏及び、
同・広報グループ課長・中村孝明氏など5名が対応し、
発言は山口グループ長に絞られた。
要望書の内容は、
我々は九州電力在職中から労働組合として、
「反原発運動」を貫いて来たが、
会社はこれを抑圧し、差別し、左遷し、弾圧してきた。
今、福島原子力発電所の爆発事故発生により、
元々架空だった「安全神話」が全く崩壊し、
制御出来ないままに放射線被害を撒き散らしている
にも関わらず、
停止中の玄海原子力発電所を運転したいがために、
「ヤラセメール」や、
「サクラ動員」で世論操作を計り、
実行した責任は重い。
しかも、古川佐賀県知事と打ち合わせ、
その後の調査では国の原子力安全・保安院まで深く関わっていた
原子力行政の実態が判り、
国民への背信行為は断じて許されない。
九州電力の尊大で独善的な発想や
体質改善などを含めた要請内容は、
現在問題化しているエネルギー政策の全般に関わるものであった。
九州電力は、
まず、「ヤラセメール」など一連の不祥事を詫びたものの、
原子力に依存する理由として、
需給バランス、発電コスト、環境問題などの3要素を説明して、
原子力発電所固有の潜在的危険性などを全く無視した姿勢であった。
これに対しては、
原子力発電所の安全神話は、完全に崩壊している、
需給バランスは、原発なしでも心配ない。
発電コストは、マヤカシ計算である。
などと、数字を上げて反論し、
どこに「新安全神話」があるのかと厳しく追求した。
そのほか、労使癒着体制、
自民に献金、
民主に票と金、
特に、電力出身の特定な国会議員、
地方議員への労使一体での金まみれ、
関連企業への一方的な指示命令体制など、
地域独占によって、
ぬくぬくと安住し、
重ねられてきた傲慢な企業体質など広範囲に指摘し、
8月10日を期限として文書回答を求めた。
殆どの課題が支社で解決出来ない内容だけに、
「本店へ上げて検討の後、誠実に回答致したい」。
との約束を得て、2時間に及んだ抗議と協議を終えた。
以上。(井原 東洋一さんのブログ「ここでトヨさん出番です!」より)
by kuroki_kazuya
| 2011-08-03 03:41
| 九電労組