放射能汚染問題 東大教授が緊急立法を提言
2011年 08月 13日
東大教授が緊急立法を提言
日本テレビ系(NNN)
8月12日(金)22時53分配信より
先月の国会での発言が話題を呼んだ
東京大学先端科学研究センター・児玉龍彦教授が
12日、記者会見で、
放射能から子供と妊婦を守るための緊急立法を提言した。
児玉教授は先月27日、衆議院厚生労働委員会に参考人として出席し、「放射能汚染が子供や妊婦の健康に影響を与えかねない」と涙ながらに訴えた。この発言が評判を呼び、問い合わせが殺到したため、12日に会見を開いた。
児玉教授
「子供の尿からセシウムが出ていると報道されている。
ということは、かなりの食品の中にセシウムが入りこんでいる。
食品のチェックは『待ったなし』になっていると思います」
会見で児玉教授はさらに、
大量の放射性物質がすでに環境に出ているのに、
測定する機械が旧式だったり不足したりしている問題で、
実態の把握が遅れていると指摘。
最新の技術を生かした緊急の新しい法律を作り、
対処すべきだと訴えた。
「国会が21世紀型の法律を作れないとしたら、
国会議員の大いなる怠慢。
ただちに国会議員が、国民にとって何が一番いいか、
子供と妊婦が安心して生きていけるために、
全力を挙げて、意見の違いを捨てて、
この問題をただちにやってください」
-児玉教授は、今後とも様々な場で訴えていくとしている。