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by 幸田 晋

知られざる北方領土 秘密のベールに覆われてきたロシア沿岸警備隊の深部に迫りました。

知られざる北方領土 
秘密のベールに覆われてきた

ロシア沿岸警備隊の深部に
迫りました。

フジテレビ系(FNN)
8月17日(水)1時7分配信より



知られざる北方領土。これまで秘密のベールに覆われてきたロシア沿岸警備隊のさらに深部に迫りました。かつては日本漁船への容赦ない銃撃で、死者も出している北方領土実効支配の象徴的存在。その強硬なイメージとは裏腹に、隊員には意外な一面もありました。

戦後66年間、ソ連、そしてその後のロシアによる不法占拠が続いている北方領土。
日本とは目と鼻の先にありながら、その実態は不明なままだった。
しかし今回、カメラはロシアの実効支配を担う、沿岸警備隊の奥深くまで潜入した。
カメラは、知られざるその意外な素顔を映し出していた。
北方領土四島のうち、北海道に近い色丹(しこたん)島。
この島には、北方領土海域で活動するロシア沿岸警備隊の基地がある。
基地で行われていた朝礼の様子をカメラがとらえた。
ロシア人の多い中で、東洋系の指揮官がいた。
中央アジア・キルギス出身のアスランベク・マイムロフ少佐。
警備艇の艇長でもあるマイムロフ少佐は、この日、密漁船などに対する検査の訓練を行っていた。
実際の漁船の協力を得て、「臨検」と呼ばれる洋上検査を行う手順を確認する。
訓練で、マイムロフ少佐は「漁船に告ぐ、こちらの停船要求に応じないのならば、法に基づき、武器を使用しなくてはならなくなる」と話した。
水産資源の宝庫でもある北方領土海域だが、日本人にとっては命の危険ともなう海でもある。
2000年、根室沖で、ロシア沿岸警備隊による日本漁船への銃撃があった。
警備隊によって違反、もしくは不審と判断され、停船を命じられてもこれに従わなかったとして、銃撃される事件がこれまで繰り返されてきた。
ロシア側は警告射撃とするが、船体には銃撃によるダメージが生じる場合も多い。
さらに、場合によっては、逃走を図った密漁船として、船体への直接射撃を加えられるケースもある。
2006年8月には、警備艇からの銃撃によって、日本の乗組員に死者も出ている。
マイムロフ少佐は「すべての仕事をこなしている隊員たちです」と、隊員を紹介した。
最近もこのチームで密漁船を摘発したというマイムロフ少佐。
しかし、まだ船への発砲は経験がないという。

沿岸警備隊隊員は
「(あなたの目的は?)目的? 国を守るという任務です」、
「(夢はある?)現段階では、将校になることです」と話した。


ロシアの沿岸警備隊は軍隊の形式をとっているが、
意外にも、
警察でもロシア軍の組織でもない。


実は彼らが所属するのは、
ロシアの情報機関、FSB(連邦保安庁)の
中の国境警備局という組織となる。


情報機関の所属と聞くと、何やら秘密めいた雰囲気や厳しい使命感というイメージも膨らむが、軍からの研修で来ていたり、数年の契約隊員としてここに配属され、期限内の仕事と割り切り、任務に就く隊員もいるという。
4カ月前に沿岸警備隊に来たという若い隊員の姿があった。
隊員は「(泳ぎに行った?)泳げないんです。(将来は)大きな家を建てて、家庭を持ちたいです」、「(艇長になりたいと思ったことは?)ないです。自分の道ではないですね」、「5年間の契約が終わったら、そのまま残りたくありません」と話した。
遠いロシア本土にガールフレンドがいるという隊員もいた。
隊員は「(彼女の名前は?)レーナ。(彼女は何歳?)18歳。(文通はしてる?)もちろんです!」と話した。
今、基地内では何棟もの集合住宅の建設が進んでいる。
北方領土地域へ積極に進められている政府の開発投資は、沿岸警備隊の生活も変えているようだった。
色丹島沿岸警備隊のアレクサンデル・ジャド大佐は「住宅は100戸、ことし12月に完成予定です。来年には、ファミリー向けの寮の建設も始まります。こちらの250室は契約隊員向けの住居ですね。隊員たちの生活・家庭環境の向上のためです」と話した。
ロシア政府が強めつつある北方領土への投資と開発。
実効支配を担うこうした沿岸警備隊の待遇が改善されることで、ロシア側が日本に対してつくる海上の壁は、ますます厚くなっていくものとみられる。
by kuroki_kazuya | 2011-08-17 03:51 | 軍事 | Comments(0)