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by 幸田 晋

東日本大震災:陳謝後「国と協議して…」東電社長あいまい終始--県議会全協 /福島

東日本大震災:
陳謝後
「国と協議して…」
東電社長あいまい終始--

県議会全協 /福島

毎日新聞
9月8日(木)11時23分配信より


 
県議会は7日、
全員協議会を開き、

東京電力の西沢俊夫社長らから

福島第1原発事故の状況や
今後の補償・除染対策を聞き取った。

県議会が、
東電幹部から直接、
事故について聴取するのは初めて。

だが、東電からは
「国と協議して決める」との答弁が目立ち、
具体策は聞けずじまい。

「県議会独自の原因究明」との目的からは、
ほど遠い結果となった。


 冒頭、西沢社長が「放射性物質を放出する重大事故を起こして、福島県の皆さんに迷惑、心配をかけた。避難を余儀なくされた方には精神的、肉体的に苦労と不便をおかけしており、重ねておわび申し上げます」と陳謝。続いて、小森明生常務が事故状況や収束見込みを説明した後、議員による質疑があった。

 質問が相次いだのは、除染対策や放射性廃棄物の処理。佐藤金正議員(自民)は「東電が責任を持つというのならば、除染にも強いメッセージを持つべきだ」として、積極関与を促した。これに対して、西沢社長は「国と一緒に対応したい。国が実証試験を実施しており、技術的ノウハウで協力したい」と述べた。

古川正浩議員(県民連合)は
「放射性廃棄物の排出責任は東電にある」として、
東電が処理に責任を持つよう追及したが、

西沢社長は
「政府と相談して対応したい」と
あいまいな答弁に終始した。


 西沢社長が「国と相談して」「政府が総合的に判断する」と答弁するたびに、会場から「自らの意思を示せ」「あんたが決断しなければ誰が決断するんだ」とのヤジが飛んだ。

 また、東電は社内の事故原因調査を進めており、中間報告を11月中旬にも出す方針を明らかにした。


【種市房子】

9月8日朝刊
by kuroki_kazuya | 2011-09-09 03:20 | 核 原子力