九電やらせメール:古川知事 進退問題発展の可能性を認識
2011年 10月 18日
古川知事
進退問題発展の可能性を認識
毎日新聞
2011年10月18日 0時28分より一部
佐賀県議会の原子力安全対策等特別委員会は17日午後も、参考人として出席した元九州電力第三者委員会委員長、郷原信郎弁護士への質疑が続いた。
やらせメールを誘発した古川康・佐賀県知事の発言内容を記した九電幹部作成のメモについて、郷原氏は、知事自身が8月4日に「このような発言の内容が表に出ると、どんな説明をしても辞任は避けられませんね」と郷原氏に話したことを明らかにした。
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郷原氏によると、第三者委が発足する前日の7月26日、九電側から古川知事がやらせメールに関与した疑いがあるメモが存在することを聞き、知事と旧知の間柄だったことから福岡市内のホテルで会った。その際「県政への混乱が生じる前に、早期に辞任した方が政治的なダメージは少なくて済む」と伝えると、知事は「仮に辞任するとしても、理由をどう説明するのか。支持者とも話し合わないといけない」などと答えたという。
辞任の進言については、事前に九電の眞部利應(まなべとしお)社長とも相談し、了解を得ていた。
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