韓国総選挙、与党が第1党維持…野党は敗北宣言
2012年 04月 12日
与党が第1党維持…
野党は敗北宣言
読売新聞
4月12日(木)1時10分配信より一部
【ソウル=中川孝之】
韓国で
12月の大統領選挙の行方を占う総選挙
(定数300。うち小選挙区246、比例代表54)が
11日、投開票された。
李明博(イミョンバク)政権が
経済格差の拡大を招いたと批判される中、
同政権との差別化を強調した
与党のセヌリ党(旧ハンナラ党)が、
「政権審判」を訴えた
最大野党・民主統合党の議席を上回り、
第1党を確実にした。
選挙戦を仕切った
朴槿恵(パククンヘ)選対委員長(60)は、
大統領選出馬に弾みを付けた。
KBSテレビの
12日午前0時40分現在の開票集計では、
セヌリ党(現有議席162)133、
民主統合党(同80)113。
セヌリ党が過半数に達する可能性も出ている。
セヌリ党は
現有議席は下回る情勢だが、
逆風の中での第1党確保は
事実上の勝利と言える。
地盤とする大邱(テグ)・慶尚北道のほか、
江原道、忠清道で圧勝した。
一方、民主統合党は、
浮動票が多い大票田の首都圏
(ソウル、仁川、京畿道=計112議席)で議席を伸ばした。
だが、候補者一本化などで
左派系の統合進歩党と選挙協力し、
「野党連合」で過半数を取るとの目標は、
達成困難となった。
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