スキーにはまっています。


by 幸田 晋

8 /1講演会 「プロメテウスの罠」に参加して

8/1講演会 

「プロメテウスの罠」に参加して


たんぽぽ舎です。【TMM:No1542】
2012年8月7日(火) 午後 10:08より一部

8/1講演会「プロメテウスの罠」に参加して
 『東電は原発放棄を決めた』→当時の事実からの結論はこれだ!
 「10人残して撤退」を決めた意味とは? 原発放棄だ。
 (たんぽぽ舎ボランティア 渡辺マリ)


 この講演会を企画した者として、どのくらいの人が来てくれるのか、不安
だった。しかし、いざ蓋を開けてみれば満員の盛況。しかもリピーター以外の
人が多かったことにも驚いた。では、何を求めて?何が真実なのか知りたいと
いう渇きのようなもの?

 講師の木村さんは言う「報道は主語を曖昧にしてはいけない、ファクト(事
実)の積み重ねだ」と。「撤退はあり得ない」と怒鳴り散らした菅首相、そし
て「撤退など言っていない」と主張する東電。国会事故調は「菅首相の誤解に
基づくもの」と認定した。(委員である、野村修也氏は「誤解ということでよ
ろしいでしょうか」と誘導したそうで!)。

 東電が相当数の人員を引き上げると申し出たことは事実。では引き上げた後、
誰が、あの原発をコントロールするのだ? それゆえ木村記者は言う。「あれ
は撤退ではない、放棄だ」と。


 「撤退」せざるを得ない状況に陥る可能性のある原発とは何か?「放棄」し
ようとした東電の企業体質、そのような東電にこれからも任せていっていいの
か?という本質に触れることなく、いつの間にか「何人残すか」という「数」
の問題に矮小化されていったことに対する問題提起



 その他、情報、報告が殆ど挙がらなかったため、対応が遅れたことなどを事
例ごとに説明してくれたのだが、その全てが現場にいた記者のみが語り得る生
きた言葉であり「そうだったのか!」ということばかりだった(「ゴニョ、ゴ
ニョ」、「モゴ」「ムッツイー」などの内輪での呼び名の披露があり、会場爆
笑)。

 今、真実を知りたいと思う人が大勢いるということ、そして真実を伝えたい
という木村記者のような人がいるということに大きな感銘を受けました。
 当日参加して下さった方の期待に応えて、何とその日のうちに次回の講演が
決まりました。今度は「ベント、海水注入、その他、その他」です。
木村記者は何を語ってくれる?ご期待を!

日時:9月10日(月)18:30開場、19:00〜21:00
会場:スペースたんぽぽ


(もう少し時間を長くして質疑の時間が欲しいという参加者のご希望により)
(終了時間を少し延ばす(30分ぐらい)ことも木村記者に相談してみます)
by kuroki_kazuya | 2012-08-08 04:49 | 九電労組