<福島第1原発>吉田前所長 シンポジウムにビデオ出演
2012年 08月 12日
<福島第1原発>
吉田前所長
シンポジウムにビデオ出演
毎日新聞
8月11日(土)19時19分配信より一部
東京電力福島第1原発事故で、
収束作業の陣頭指揮を執った
吉田昌郎前所長(57)=
現在は本店原子力・立地本部付=が11日、
福島市であったシンポジウムにビデオ出演した。
吉田氏は
「事故で一番インパクトがあったのは
3号機の水素爆発(昨年3月14日)だった」と振り返り、
「自分も含めて死んでもおかしくない状態だった。
(爆発で)10人ぐらいは死んだかもしれないと思った」と述べた。
吉田氏が退任後に事故時の心境を語るのは初めて。
・・・・
さらに、原発に残った所員が死亡した際、「墓標」の代わりにするために、ホワイトボードに所員の名前を列挙して記入したとの当時の秘話を紹介。高い放射線量を顧みず、現場に行く部下について「へろへろで、寝ることもできず、食事も十分でなく、体力的に限界という中で、現場に行く連中がたくさんいた。私が昔から読んでいる法華経の中に登場する、地面から湧いて出る菩薩(ぼさつ)のイメージを、すさまじい地獄のような状態の中で感じた」と述べた。
ビデオは約30分間。シンポジウムは、長野県の出版社「文屋」が主催した。
吉田氏は、健康診断で食道がんが見つかったため昨年12月、所長職を退いた。
今春に手術を受けて自宅療養していたが、
先月26日、外出先で体調不良を訴え、脳出血で緊急手術を受けた。
ビデオ収録はその前の10日に行われた。
主催者によると、収録の際、吉田氏は「お盆明けには復帰したい」と話し、
体調は良好な様子だったという。
【中西拓司】
吉田前所長
シンポジウムにビデオ出演
毎日新聞
8月11日(土)19時19分配信より一部
東京電力福島第1原発事故で、
収束作業の陣頭指揮を執った
吉田昌郎前所長(57)=
現在は本店原子力・立地本部付=が11日、
福島市であったシンポジウムにビデオ出演した。
吉田氏は
「事故で一番インパクトがあったのは
3号機の水素爆発(昨年3月14日)だった」と振り返り、
「自分も含めて死んでもおかしくない状態だった。
(爆発で)10人ぐらいは死んだかもしれないと思った」と述べた。
吉田氏が退任後に事故時の心境を語るのは初めて。
・・・・
さらに、原発に残った所員が死亡した際、「墓標」の代わりにするために、ホワイトボードに所員の名前を列挙して記入したとの当時の秘話を紹介。高い放射線量を顧みず、現場に行く部下について「へろへろで、寝ることもできず、食事も十分でなく、体力的に限界という中で、現場に行く連中がたくさんいた。私が昔から読んでいる法華経の中に登場する、地面から湧いて出る菩薩(ぼさつ)のイメージを、すさまじい地獄のような状態の中で感じた」と述べた。
ビデオは約30分間。シンポジウムは、長野県の出版社「文屋」が主催した。
吉田氏は、健康診断で食道がんが見つかったため昨年12月、所長職を退いた。
今春に手術を受けて自宅療養していたが、
先月26日、外出先で体調不良を訴え、脳出血で緊急手術を受けた。
ビデオ収録はその前の10日に行われた。
主催者によると、収録の際、吉田氏は「お盆明けには復帰したい」と話し、
体調は良好な様子だったという。
【中西拓司】
by kuroki_kazuya
| 2012-08-12 04:49
| 九電労組