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by 幸田 晋

「全九電同友会20周年記念誌」発刊。新たな責任を自らに課す。

「全九電同友会20周年記念誌」発刊。

新たな責任を自らに課す。


ブログ「ここでトヨさん出番です!」
2012-10-19 10:27 より転載

1991年の「全九電第34回本部大会」で
「全九電OB組合員制度の廃止」が決定されたが、

長崎支部では、
「退職者の会」として存続する事を決め、
1992年6月1日〜2日、大分県宝泉寺温泉で、

「全九電退職者の会」(吉田 繁会長)を、
21名で立ち上げた。


その後、この会は、
1999年7月の熊本県天草における第8回総会で
「全九電同友会」に改組して
現役職員を含める決定を行い、
会員43名で新たな歩みをはじめた。


結成以来通算20周年を迎えた
2012年6月1日〜2日に
長崎市「やすらぎ伊王島」で記念大会と祝賀会を開き、

「20周年記念誌」発行を明らかにし、この程完成した。


この編纂は、
専ら川瀬正博事務局長の手によるもので、
精緻を極めた編集内容に感嘆と感謝の念で一杯である。

野口伸一現会長や
故・吉田繁初代会長夫人フミ子さんの手記をはじめ、

数多くの役員や会員の投稿を掲載し、
記念大会欠席者のコメント、

年月を追った特徴的な活動記録、
関連友好団体との活動交流、

「1997年の全九電解散は誤りであった」と
総括すべき連合組織と統一後の苦闘、

そして、何よりも楽しさと懐かしさに満ち溢れた写真集の中には、
すでに鬼籍に入った会員や家族の笑顔がみられた。



今、東京電力福島第1原子力発電所爆発という
「未曾有の人災」に曝されて、

「反原発」を主張してきた我々さえも、

「安全神話」に毒されていた事の反省から、

改めて総ての人々へ、「脱原発」の必要性を説き、
完全に電力資本の手中にありながら、

その手先と堕して権力を駆使する「腐った労働組合幹部」の
支配に喘ぐ電力労働者の人間性を動かし、
眠りから醒まさせるべき新たな任務を自覚した。

「反原発」は、「電力を国民の手に」取り戻す上で、
必然かつ緊急な課題であり、

電気事業存続の為にも、
国家存亡の危機から脱け出す為にも
必須の運動だと「大言壮語」したい。



被爆地長崎から、
「全九電解散」の後も
「全九電の名を冠し継続して来た運動」は、

「電力九条の会」設立などを経て、

すでに全九州に、

そして全国の電力労働者の先駆的な仲間たちの間に
芽生え連帯の輪が拡がっている。

総ての民主団体との強い連帯で、
「壮語」を実のあるものにする責任を

「全九電同友会」は、自らに課した。



(全九電同友会・長崎市議会議員・井原東洋一)

by kuroki_kazuya | 2012-10-20 05:11 | 労働