スキーにはまっています。


by 幸田 晋

人生の「残り時間」は頭の中に 脚本家・倉本聰さんが語る

人生の「残り時間」は
頭の中に 

脚本家・倉本聰さんが語る



産経新聞
11月29日(木)15時29分配信より一部


■「残り時間」は頭の中に

--前作の舞台「今日、悲別(かなしべつ)で」の
初演が平成2年。
「失われた20年」が始まったころ。
日本の衰退が止まりません

 
倉本 

「想定」という言葉は、
想像して定めるということでしょう。

つまり「想定外」は
想定がしっかりしていないから起こる。

今の経済界や日本のリーダーは、
目先の利益を追うばかりで、

イメージする力(想像力)が
欠けている気がしますね。

例えば、
明治の元勲はもう少し人間の幅が広かったと思います。

 
--今回の舞台は、

地方の疲弊も大きなテーマになっています。
個人商店が立ち行かなくなり
“金太郎飴(あめ)”のような同じ光景ばかり

 
倉本 

本当にそうですね。
大阪都構想もいいけれど、

ときどき、「藩の時代」に戻りたい気がしますよ。

北海道も一刻も早く“独立”した方がいい。


 
(観光地である)富良野だって
空洞化はひどいものですよ。

原因のひとつには、
どの街もJRの駅を中心とした
商店会などの勢力が強く、

車社会になった今も、
「駅中心の開発」という発想から
抜け出せないことがあります。

そんなところをいくら開発しても
街は活性化しませんよ。

 


--ところで“古巣”の
テレビについてはどうですか? 

以前は、
あまりに「経済ベース」になっている
ことを批判されていましたが


倉本 

うーん。
テレビはまったく見なくなりました。

だいたいみんな
経済原則に引きずられ過ぎていますよ。

テレビ局も新聞社も政治家もね。






・・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2012-11-30 04:13 | 環境