スキーにはまっています。


by 幸田 晋

九電九友会。長崎地区新年会。「特別会員」出席の怪?。原発再稼働の布石。

九電九友会。
長崎地区新年会。

「特別会員」出席の怪?。
原発再稼働の布石。


ブログ「ここでトヨさん出番です!」
2013-01-19 12:58より転載

九州電力(株)の退職者で構成される
「九電九友会」は、

九州電力(株)本店所在地の
福岡市に本部があり、
各県に県支部、
主要都市にも地区の
出先機関が置かれ、

本部、支部には
常駐理事が配置されている。

加入は自由で会費負担もなく、
会の運営には、
九州電力(株)から、
相応の補助金が支出されている。

だから、
折に触れて、
九州電力出身者として、
企業の宣伝マンの役割を
背負わされていると思っている。


夫々の支部には、
写真、旅行、囲碁、将棋、ゴルフ、
グランドゴルフ、俳句、短歌、吟道、
茶道、華道、手芸などなど趣味の会が
自主的に組織され運営されていて、
定例的に本部、支部の機関紙が発行され、

各地の活動や会員の動静、
慶弔、賀寿などにもきちんと対処されている。

年に1回の宿泊旅行(実費負担)や、
随時の日帰り旅行などの
お世話も事務局が担当し、

自由に集まれるサロンや
事務所も完備されている。

さしたる強制もなく、
退職後も、
「優良企業に勤めあげた満足感」に
十分に浸りながら、
仲間と交流し、悠々と楽しめる、
便利で親しみやすい会として愛されている。

しかしながら、
東京電力福島第1原発の事故の後、
玄海再稼働を巡る「やらせメール事件」から、

原発推進の一翼を担う機関に
組み込まれた感が強い。


責任者が、
機関紙でマスコミ批判を繰り返し、
産経新聞による
原発推進の露骨なヤラセ記事3回分を
購読申込書と共に
全会員に郵送してきた。

ここぞとばかりの宣伝には、
「原発が会社を潰す危険性」の
思いを持つ立場からは、
強い拒絶感がある。


既に関連企業には、
何年か中止していた「原発見学旅行」の
勧誘対策が始まっている。

「九電九友会の新年会」にも、
「特別会員」の資格で、
長崎出身の副社長、常務などの
元幹部職員が多数出席された。

それはそれで懐かしさ一杯ながら、
会社の原子力再稼働にかける、
底知れぬ「宣撫工作」の真意を思い、
事故発生の危惧を全く無視した姿勢に、
そら恐ろしくなった。

(長崎市議会議員・井原東洋一
・脱原発を目指す電力労働者協議会長)

by kuroki_kazuya | 2013-01-21 04:55 | 九電労組