<13年度予算案>巨額な国債残高 利払い費急増の懸念
2013年 01月 30日
<13年度予算案>
巨額な国債残高
利払い費急増の懸念
毎日新聞
1月29日(火)20時30分配信より一部
13年度予算案では、
過去の借金の利払い費が
前年度当初比481億円増の
9.9兆円となった。
想定金利を
前年度の2%から
1.8%に下げて
増加額を約3000億円圧縮したが、
国債残高の増加により、
利払い費は
急増局面に差し掛かっている。
今後、
財政の信任が揺らぐ事態になれば、
金利が上昇して
利払い急増に拍車がかかりかねない。
日本は
90年代以降、
景気低迷による税収減に加え、
景気対策のための
度重なる財政出動で
大幅な財政赤字に陥った。
国債残高は
93年度末には193兆円だったが、
03年度末には457兆円に拡大。
13年度末には750兆円になる見通しで、
20年間で4倍近くに膨らむ。
借金が積み重なれば
利息も増えるはずだが、
これまで利払い費が
それほど増えなかったのは、
国債金利の低下が続いてきたためだ。
例えば、
10年前に金利2%で借りた国債を
10年後に1%で借り換えれば、
その分、利払いは圧縮できる。
ただ最近10年は
国債金利が下げ止まってきているため、
低利借り換え効果は消えつつある。
財務省の昨年1月の試算では、
予定通り消費税率を
10%まで上げても
財政赤字は解消できず、
名目1%台半ばの経済成長が続く場合、
国債残高は
21年度に1000兆円を突破する。
利払い費も急増し、16年度には15兆円超、
21年度には20兆円超になる。
名目3%の経済成長の場合は金利が上昇するため、
利払い増加はさらに加速し、
20兆円突破は19年度に早まる。
いずれの場合も、
10年足らずのうちに
利払い増加分だけで消費税4%分
(10.8兆円程度)が吹き飛ぶ計算だ。
・・・・(後略)
巨額な国債残高
利払い費急増の懸念
毎日新聞
1月29日(火)20時30分配信より一部
13年度予算案では、
過去の借金の利払い費が
前年度当初比481億円増の
9.9兆円となった。
想定金利を
前年度の2%から
1.8%に下げて
増加額を約3000億円圧縮したが、
国債残高の増加により、
利払い費は
急増局面に差し掛かっている。
今後、
財政の信任が揺らぐ事態になれば、
金利が上昇して
利払い急増に拍車がかかりかねない。
日本は
90年代以降、
景気低迷による税収減に加え、
景気対策のための
度重なる財政出動で
大幅な財政赤字に陥った。
国債残高は
93年度末には193兆円だったが、
03年度末には457兆円に拡大。
13年度末には750兆円になる見通しで、
20年間で4倍近くに膨らむ。
借金が積み重なれば
利息も増えるはずだが、
これまで利払い費が
それほど増えなかったのは、
国債金利の低下が続いてきたためだ。
例えば、
10年前に金利2%で借りた国債を
10年後に1%で借り換えれば、
その分、利払いは圧縮できる。
ただ最近10年は
国債金利が下げ止まってきているため、
低利借り換え効果は消えつつある。
財務省の昨年1月の試算では、
予定通り消費税率を
10%まで上げても
財政赤字は解消できず、
名目1%台半ばの経済成長が続く場合、
国債残高は
21年度に1000兆円を突破する。
利払い費も急増し、16年度には15兆円超、
21年度には20兆円超になる。
名目3%の経済成長の場合は金利が上昇するため、
利払い増加はさらに加速し、
20兆円突破は19年度に早まる。
いずれの場合も、
10年足らずのうちに
利払い増加分だけで消費税4%分
(10.8兆円程度)が吹き飛ぶ計算だ。
・・・・(後略)
by kuroki_kazuya
| 2013-01-30 04:37
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