<東京電力>火力発電所新設の入札開始 「条件厳しすぎ」
2013年 02月 16日
<東京電力>
火力発電所新設の
入札開始
「条件厳しすぎ」
毎日新聞
2月15日(金)20時17分配信より一部
東京電力は
15日、
廃炉となる
福島第1原発1~4号機
(事故前の出力約280万キロワット)の
代替電源となる
火力発電所新設の
入札受け付けを始めた。
19~21年以降に
計260万キロワット分の電力を
原則15年間供給できる事業者を募る。
しかし、
入札に関心を示していた企業からは
「価格などの条件が厳しすぎる」(総合商社)と
最終的な応募に二の足を踏む声が出ているうえ、
環境省も
「二酸化炭素(CO2)排出が増える」と
火力新設計画を問題視。
入札が成立するかは予断を許さない。
東電は7月下旬に落札企業を決定し、原発並みに安価な電源を確保したい考えだ。落札総額は数千億円規模に上る見通し。4月には政府が検討している電力の発送電分離を先取りする形で「火力・燃料」「送配電」部門などを社内分社化する予定で、火力発電部門も金融機関など他事業者と組むことで入札に参加できるようにする。
東電が同日東京都内の本店で開いた入札説明会には商社や重電メーカーなど約50社が出席したが、東京ガス幹部は取材に対し「興味はあるが入札条件をクリアできそうになく、申し込みは控える」と述べた。
・・・・(中略)
問題は価格だ。
東電は
今回募集する電源を、
原発に代わるベース電源
(24時間稼働の基礎電源)とし、
火力の中で最も安い
石炭火力並みの
発電単価を条件とした。
これに対して、
液化天然ガス(LNG)火力での
応募を目指していたガス会社が
「石炭以外は門前払いか」と反発。
石炭鉱山を保有する商社からも
「3%程度の利幅しか期待できず、
リスクに見合ううまみは少ない」
との声が漏れる。
火力発電所新設の
入札開始
「条件厳しすぎ」
毎日新聞
2月15日(金)20時17分配信より一部
東京電力は
15日、
廃炉となる
福島第1原発1~4号機
(事故前の出力約280万キロワット)の
代替電源となる
火力発電所新設の
入札受け付けを始めた。
19~21年以降に
計260万キロワット分の電力を
原則15年間供給できる事業者を募る。
しかし、
入札に関心を示していた企業からは
「価格などの条件が厳しすぎる」(総合商社)と
最終的な応募に二の足を踏む声が出ているうえ、
環境省も
「二酸化炭素(CO2)排出が増える」と
火力新設計画を問題視。
入札が成立するかは予断を許さない。
東電は7月下旬に落札企業を決定し、原発並みに安価な電源を確保したい考えだ。落札総額は数千億円規模に上る見通し。4月には政府が検討している電力の発送電分離を先取りする形で「火力・燃料」「送配電」部門などを社内分社化する予定で、火力発電部門も金融機関など他事業者と組むことで入札に参加できるようにする。
東電が同日東京都内の本店で開いた入札説明会には商社や重電メーカーなど約50社が出席したが、東京ガス幹部は取材に対し「興味はあるが入札条件をクリアできそうになく、申し込みは控える」と述べた。
・・・・(中略)
問題は価格だ。
東電は
今回募集する電源を、
原発に代わるベース電源
(24時間稼働の基礎電源)とし、
火力の中で最も安い
石炭火力並みの
発電単価を条件とした。
これに対して、
液化天然ガス(LNG)火力での
応募を目指していたガス会社が
「石炭以外は門前払いか」と反発。
石炭鉱山を保有する商社からも
「3%程度の利幅しか期待できず、
リスクに見合ううまみは少ない」
との声が漏れる。
by kuroki_kazuya
| 2013-02-16 04:56
| 九電労組