スキーにはまっています。


by 幸田 晋

関電、値上げ逆風下で「病院新装」 消費者の理解を得られるか

関電、
値上げ逆風下で

「病院新装」 

消費者の理解を得られるか


産経新聞
3月30日(土)18時0分配信より一部

関西電力が運営する
関西電力病院(大阪市福島区)が
建て替え工事を終え、

「新関西電力病院」として
5月7日に開業する。


経営悪化を受け、
関電は
5月1日に
家庭向け料金平均9・7%程度の値上げを
実施する見通しだが、

電力利用者に
多大な負担を強いる中での
新病院開業は、

当然のように厳しい視線が向けられる。

関電は「地域貢献」を運営の目的に掲げるが、
値上げの逆風の中で軌道に乗せることはできるのだろうか。

 
関電病院のように、企業が運営する病院は
「企業立病院」と呼ばれる。

もともとは従業員の福利厚生を目的に誕生し、
多くは一般住民も利用できるようになっている。

東京電力病院(東京都新宿区)は
東電社員と家族、OBに受診を限定していることで
非難を浴び、
売却計画が進んでいるが、
関電病院は一般開放されている。



 
関電は
新病院の総工費を
明らかにせず、

病院の収支状況も
「病院単体での回答は差し控える」
としているが、


平成24年度の1日あたりの通院患者は844人。
病床利用率は86・8%と
比較的高く、
黒字化の目安とされる80%は超えている。

関電関係者は
「東電病院と比べれば、明らかに存在価値は高い」と胸を張る。

 
とはいえ、
開業が電気料金値上げの直後になるため、
電力消費者側の目は相当に厳しくなりそうだ。

大阪市福島区に住む
40代の自営業の女性は病院を見上げてつぶやいた。

「電気料金を値上げしておいて、なんで立派な建物を建てるの?!」。

 関電病院はもともと関電健康保険組合の病院として、昭和28(1953)年に設立。30年から関電が運営し、42年に現在地に移転した。新病院は現病院が老朽化したため、平成22年3月11日から建設がスタートし、今年3月完成した。

 
地下2階、地上18階建てで、
延べ床面積を約3万7千平方メートルと
現病院の約2万2千平方メートルから拡大。

病床数は現病院と同じ400床だが、
手術室を6室から8室、

個室の病床数も89床から140床に増床。

回復期の患者の機能改善を目指す
「回復期リハビリテーション病棟」も新設する。



診療科は内科、外科など28科で、
がん、心臓病など四大疾病が重点診療分野。

医師、看護師ら計650人近い職員が勤務。

施設、スタッフとも充実している。


ただ、問題になりそうなのは関電の経営悪化だ。原発停止と火力燃料費の増大で、平成25年3月期連結決算の最終損益は過去最大の2650億円の赤字となる見通しだ。








・・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2013-04-02 04:55 | 九電労組