スキーにはまっています。


by 幸田 晋

「第3回電力労働者九州連絡会議」。嬉野市で開く。

「第3回電力労働者
九州連絡会議」。
嬉野市で開く。


(5月24日〜25日)



ブログ「ここでトヨさん出番です!」
2013-05-25 17:26 より転載


「脱原発」を目指す「電力労働者九州連絡会議」
(代表・井原東洋一長崎市議会議員)が主催する
第3回学習交流会が、
5月24日〜25日の両日、
佐賀県嬉野市の神泉閣で開かれた。

この会合には、山形県からも東北電力のOB2名が参加され、
九州各県から現職社員を含む会員20名近くが参加した。
また、九州電力本社前で「脱原発・再稼働反対」を掲げ、
2011年4月20日以来2張りのテントを設け
765日を超える座り込みを続けている
「テント広場」の「青柳行信さん」も参加された。

学習では、先ず、「原発なくそう!玄海訴訟の
現状と課題」について、
玄海訴訟弁護団幹事長の東島浩幸弁護士から報告を受けた。
原告団は既に6000人を超え、目標の1万人も間近に迫っており、
この種裁判では新記録である。

菅直人元首相が
「原発事故からの解放は、建設を止めることである」と言いきっているように、
「原発無しの世の中を目指す決意」を示された。

次いで、「電力労働者全国連絡会議」(井原東洋一代表)の
佐藤光弥事務局長(東北電力出身)が全国状況を報告し、

北海道連絡会の鳴海洽一郎さんからは、
「福島原発事故と電気事業のあり方を考える」論文が提供された。

中国連絡会の浜崎忠晃さんからは、
島根原発3号機の運転差止め請求裁判提訴の報告が寄せられた。

総評退職者の会「脱原発プロジェクト」の並河敏さん(電産中国)からは、
「脱原発に向けた提言」が寄せられた。

次に、「脱原発・コンバインドサイクルと再生エネルギー」について、
森実正信さん(福岡)が専門的立場から詳しく解説された。

最後に「電力料金値上げの欺瞞」
〜原発の危険性より企業利益優先の政策〜に反対する立場から、
川 瀬正博さん(長崎)が、
「原子力発電依存が企業経営を圧迫する要因」などについて、
数字を示して解りやすく解説された。

学習交流会の全体を総括し、井原東洋一代表は、
今後の方針について「電力を国民の手に取り戻す」ためには、
「原発の安全神話から解き放たれた“脱原発”こそが
電気事業の経営にも、従業員の生活安定にも、
テロ対策でも、国民の命の安全からも、譲れない方針である」、

「立地地域の疲弊を救済するための再稼働待望論には、
その危険性を訴え、廃炉産業による長期の雇用創出など、
国による企業支援や地域振興の政策を対置させなければならない」。

「電気事業の地域独占による弊害、総括原価方式による料金制度の矛盾、
発・送・配電分離による問題点の整理」、
「発電原価の正確な数字比較による理解」、
「再生可能エネルギーの大量参入に伴う電力系統の安定性への影響」、
「企業利益優先に洗脳されている電力労働者へ、命の大切さを取り戻す正しい啓発」などの
課題を解りやすく発信し続けなければならない。

1、6月上旬には、九州電力(株)へ申し入れ書を提出する。
2、6月下旬には、福島県南相馬市での「第2回電力 労働者全国連絡会議を開催し学習と交流を深める。
3、2014年5月には熊本市で第4回九州連絡会議を開催する。
4、参議院議員選挙は脱原発を明確にした候補の当選に全力を尽くす。とまとめた。

(電力労働者九州連絡会議・代表・井原東洋一・長崎市議会議員)
by kuroki_kazuya | 2013-05-27 05:55 | 九電労組