<自民>首長選で敗北続き 地方組織に緩み
2013年 06月 02日
首長選で
敗北続き
地方組織に緩み
毎日新聞
6月1日(土)20時18分配信より一部
安倍内閣が高支持率を続けるなか、
地方選での与党候補の敗北が相次いでいる。
地方で自民党の地力が十分には戻っていない
部分があるためとみられ、
参院選を前に自民、公明両党内には
いらだちも募っている。
「自民党の支持率が高いのに首長選でコロコロ負ける例が目立つ。
国政は別という人がいるが、自分の名前を書かせることに変わりはない」。
自民党の高村正彦副総裁は5月29日に記者団に語り、地方選の結果に不満をにじませた。
自民党は千葉市長選(5月26日投票)で民主系現職に対立候補を擁立できない「不戦敗」を喫し、
さいたま市長選(5月19日投票)でも自公推薦候補が現職に敗れた。
両市とも現職は2009年に民主の支援を受けて初当選し、
当時は民主への政権交代の流れを作ったとされた。だが今回、与党側は奪回に失敗した。
6月16日投開票の静岡県知事選では、
やはり09年に民主推薦で当選した現職を前に
「厳しい戦いになる」とみて、
公明党はいち早く自主投票を決定。
自民党も県連が擁立した候補を推薦せず「支持」にとどめた。
安倍晋三首相は経済再生を柱に参院選を乗り切る意向だ。
ただ、首相の経済政策は株価中心の期待先行型。
幹事長経験者は
「大企業の業績は良くても地方では景気回復の実感につながっていない」と分析する。
・・・・(後略)