<福島第1原発>燃料位置さえ不明 廃炉予定も変わらず
2013年 06月 11日
<福島第1原発>
燃料位置さえ不明
廃炉予定も変わらず
毎日新聞
6月10日(月)21時58分配信より一部
◇「絵に描いた餅」
「参院選へのアピール」の見方も
東京電力福島第1原発事故で、
原子炉に残った溶融燃料の取り出し開始を
最大1年半、前倒しする改定案が
10日公表された。
しかし、
廃炉予定時期は
「30~40年後」と
当初計画のままだ。
溶融燃料の場所なども
把握できていないのが実態で、
新たな技術開発が伴わなければ工程表は
「絵に描いた餅」になる可能性もある。
福島原発では1~3号機の
原子炉に計1496体、
1~4号機の使用済み核燃料プール内に
計3106体の核燃料がある。
原子炉内の燃料は「デブリ」(塊の残骸)と言われ、
金属などと混じり合って固まっているとみられる。
燃料は1体約300キロ。
散らばった放射性物質の塊
約450トンを遠隔操作で切断し、
回収するには高度な技術を要する。
前倒しには炉内を水で満たす「冠水」作業の
成否も鍵になる。
放射線を遮蔽(しゃへい)するための手法だが、
福島原発では水をためる原子炉に穴が開いており、
損傷場所の特定・修理作業が課題だ。
政府と東電は来年度中に、
廃炉技術を精査したうえで、
前倒しが可能かどうかを最終判断する。
「前倒しは研究開発次第。
場合によっては今より後ろにずれる」。
経済産業省資源エネルギー庁の担当者も
10日の記者会見で、
計画が遅れる可能性を示唆した。
改定は
茂木敏充経産相主導だったこともあり、
前倒しは
「政権交代の成果を示すための参院選へのアピール」
との見方もある。
・・・・(後略)
燃料位置さえ不明
廃炉予定も変わらず
毎日新聞
6月10日(月)21時58分配信より一部
◇「絵に描いた餅」
「参院選へのアピール」の見方も
東京電力福島第1原発事故で、
原子炉に残った溶融燃料の取り出し開始を
最大1年半、前倒しする改定案が
10日公表された。
しかし、
廃炉予定時期は
「30~40年後」と
当初計画のままだ。
溶融燃料の場所なども
把握できていないのが実態で、
新たな技術開発が伴わなければ工程表は
「絵に描いた餅」になる可能性もある。
福島原発では1~3号機の
原子炉に計1496体、
1~4号機の使用済み核燃料プール内に
計3106体の核燃料がある。
原子炉内の燃料は「デブリ」(塊の残骸)と言われ、
金属などと混じり合って固まっているとみられる。
燃料は1体約300キロ。
散らばった放射性物質の塊
約450トンを遠隔操作で切断し、
回収するには高度な技術を要する。
前倒しには炉内を水で満たす「冠水」作業の
成否も鍵になる。
放射線を遮蔽(しゃへい)するための手法だが、
福島原発では水をためる原子炉に穴が開いており、
損傷場所の特定・修理作業が課題だ。
政府と東電は来年度中に、
廃炉技術を精査したうえで、
前倒しが可能かどうかを最終判断する。
「前倒しは研究開発次第。
場合によっては今より後ろにずれる」。
経済産業省資源エネルギー庁の担当者も
10日の記者会見で、
計画が遅れる可能性を示唆した。
改定は
茂木敏充経産相主導だったこともあり、
前倒しは
「政権交代の成果を示すための参院選へのアピール」
との見方もある。
・・・・(後略)
by kuroki_kazuya
| 2013-06-11 04:56
| 九電労組