スキーにはまっています。


by 幸田 晋

<福島第1原発>燃料位置さえ不明 廃炉予定も変わらず

<福島第1原発>
燃料位置さえ不明 

廃炉予定も変わらず


毎日新聞
6月10日(月)21時58分配信より一部

◇「絵に描いた餅」
「参院選へのアピール」の見方も


 
東京電力福島第1原発事故で、
原子炉に残った溶融燃料の取り出し開始を
最大1年半、前倒しする改定案が
10日公表された。

しかし、
廃炉予定時期は
「30~40年後」と
当初計画のままだ。


溶融燃料の場所なども
把握できていないのが実態で、

新たな技術開発が伴わなければ工程表は
「絵に描いた餅」になる可能性もある。


 
福島原発では1~3号機の
原子炉に計1496体、

1~4号機の使用済み核燃料プール内に
計3106体の核燃料がある。

原子炉内の燃料は「デブリ」(塊の残骸)と言われ、
金属などと混じり合って固まっているとみられる。

燃料は1体約300キロ。

散らばった放射性物質の塊
約450トンを遠隔操作で切断し、
回収するには高度な技術を要する。


 
前倒しには炉内を水で満たす「冠水」作業の
成否も鍵になる。

放射線を遮蔽(しゃへい)するための手法だが、
福島原発では水をためる原子炉に穴が開いており、
損傷場所の特定・修理作業が課題だ。

 
政府と東電は来年度中に、
廃炉技術を精査したうえで、
前倒しが可能かどうかを最終判断する。

 
「前倒しは研究開発次第。
場合によっては今より後ろにずれる」。

経済産業省資源エネルギー庁の担当者も
10日の記者会見で、
計画が遅れる可能性を示唆した。

改定は
茂木敏充経産相主導だったこともあり、
前倒しは
「政権交代の成果を示すための参院選へのアピール」
との見方もある。







・・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2013-06-11 04:56 | 九電労組