渡されたバトン。住民投票で「原発NO!」を選択した巻町。 ブログ「ここでトヨさん出番です!」
2013年 06月 19日
渡されたバトン。
住民投票で「原発NO!」を
選択した巻町。
ブログ「ここでトヨさん出番です!」
2013-06-18 19:42より転載
1969年春。
過疎化が進む巻町(新潟県)に
異変が起きた。
地区の美しい海浜にレジャーランドが出来る。
とのふれこみで、土地の値段が上がり始めた。
町民が期待に胸を膨らませていた中に、
地域の新聞が、「原発建設計画」で
あることをスクープして、
町を2分する大問題に発展した。
電力会社の正式発表をうけ、
膨大な補助金で貧乏な町が息を吹き返すとばかりに、
安全神話の中に浸り、
蠢く町会議員や町職員、
農協、商店街、漁協なども巻き込まれて、
家族までも賛否両論で対立する騒ぎとなった。
膨大な補助金を示されて目が眩んだ町議会は、
機動隊に守られて「建設同意」を可決した。
あの手この手の懐柔策や
暴力的な言動などにも決して、
怯まなかった住民たちは、
アメリカのスリーマイル原発事故や
ロシアのチェルノブイリ原発事故、
阪神淡路大震災などの恐ろしさを訴え、
次第に変わる住民意識を捉え、
住民投票を成功させ、
町有地の売り払いを実力阻止し、
町議選で建設反対議員の過半数を勝利させ、
推進派の町長をリコールして、
住民投票を尊重する町長を誕生させた。
遂に、電力会社は、
2003年12月、
「計画断念」を声明した。
30年間を超える巻町民のたたかいの
波乱に満ちたドラマが映画化された。
福島第1原発事故の反省もなく
対策を怠りながら、臆面もなく、
「命より原発再稼働・原発輸出推進」の
誤った政策にのめり込む
安倍首相たちに観せたい映画である。
(長崎市議会議員・井原東洋一)
住民投票で「原発NO!」を
選択した巻町。
ブログ「ここでトヨさん出番です!」
2013-06-18 19:42より転載
1969年春。
過疎化が進む巻町(新潟県)に
異変が起きた。
地区の美しい海浜にレジャーランドが出来る。
とのふれこみで、土地の値段が上がり始めた。
町民が期待に胸を膨らませていた中に、
地域の新聞が、「原発建設計画」で
あることをスクープして、
町を2分する大問題に発展した。
電力会社の正式発表をうけ、
膨大な補助金で貧乏な町が息を吹き返すとばかりに、
安全神話の中に浸り、
蠢く町会議員や町職員、
農協、商店街、漁協なども巻き込まれて、
家族までも賛否両論で対立する騒ぎとなった。
膨大な補助金を示されて目が眩んだ町議会は、
機動隊に守られて「建設同意」を可決した。
あの手この手の懐柔策や
暴力的な言動などにも決して、
怯まなかった住民たちは、
アメリカのスリーマイル原発事故や
ロシアのチェルノブイリ原発事故、
阪神淡路大震災などの恐ろしさを訴え、
次第に変わる住民意識を捉え、
住民投票を成功させ、
町有地の売り払いを実力阻止し、
町議選で建設反対議員の過半数を勝利させ、
推進派の町長をリコールして、
住民投票を尊重する町長を誕生させた。
遂に、電力会社は、
2003年12月、
「計画断念」を声明した。
30年間を超える巻町民のたたかいの
波乱に満ちたドラマが映画化された。
福島第1原発事故の反省もなく
対策を怠りながら、臆面もなく、
「命より原発再稼働・原発輸出推進」の
誤った政策にのめり込む
安倍首相たちに観せたい映画である。
(長崎市議会議員・井原東洋一)
by kuroki_kazuya
| 2013-06-19 06:50
| 九電労組