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by 幸田 晋

<原子力機構>もんじゅ対応に専念 文科省改革案

<原子力機構>
もんじゅ対応に専念 
文科省改革案


毎日新聞
8月8日(木)23時3分配信より一部

高速増殖原型炉もんじゅ
(福井県)で
約1万個の点検漏れが発覚した
問題を受け、

文部科学省の改革本部は8日、
運営する日本原子力研究開発機構から
核融合などの研究部門を切り離し、

もんじゅに専念させる
組織縮小の改革案を了承した。


全職員の1割強にあたる500人程度を削減、理事長直轄の「もんじゅ発電所(仮称)」として再出発を図る。

改革案は機構の「総花的」な業務内容を見直すとして、
もんじゅを中心に核燃料サイクルの研究開発
▽東京電力福島第1原発事故への対応▽原子力安全研究
▽人材育成--の4分野に集中させると規定。

国際熱核融合実験炉(ITER)など核融合研究は国内の他の研究機関へ移管する。

放射性物質漏れで停止中の「J-PARC」(茨城県)などの加速器研究についても、
事故原因を究明後に移管を検討。原子力機構の名称も見直す。




・・・・(中略)






機構は今秋をめどに改革の工程表を策定し、文科省に提出する。

 
◇解説 実効性、疑問の声も

高速増殖原型炉「もんじゅ」は
1995年のナトリウム漏れ事故以来、
何度もトラブルを繰り返し、

そのたびに
組織の大規模な改編を重ねてきた。


今回の改革案は、東日本大震災後の昨年発覚した大量の点検漏れを受け、「血を入れ替える抜本改革」(文部科学省)とするが、何度も裏切られてきた“改革”が本当に実を結ぶのかは不明だ。





・・・・(途中略)
 





だが、初臨界から19年間で
実際に発電したのは
わずか約3カ月。


小林圭二・元京都大原子炉実験所講師
(原子核工学)は

「発電所と呼ぶ価値はない。
以前合併した組織を元に戻すだけ。
過去の教訓をわきまえているのか」
と批判する。







・・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2013-08-09 06:13 | 核 原子力