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by 幸田 晋

汚染水の保管は限界…喫緊課題に 世界の稼働原発427基、日本に望まれるノウハウ

汚染水の保管は限界…
喫緊課題に 
世界の稼働原発427基、
日本に望まれるノウハウ


SankeiBiz
8月10日(土)8時15分配信より一部

東京電力福島第1原発の
汚染水問題で、
政府は国費を投入し、
対策を進めることを決めた。

1日当たり300トンも
流出する汚染水(東電推計)の処理は、

喫緊の課題だ。


そこで、
水問題の専門家で
国連テクニカルアドバイザーも務める
吉村和就グローバルウォータ・ジャパン代表に
寄稿してもらった。

 ◆地下水脈層上の原発

 
福島第1原発は、
阿武隈山系の河岸段丘地帯に位置し、
緩い傾斜のある丘陵に立つ。

丘陵は標高35メートルから27メートルまでは
柔らかい土質で、

標高27メートルから10メートルの間は
常に地下水が湧出する含水層だ。

現在の福島原発は、
地下水脈の上に建設されたのだ。


東電の発表によると、
地下水は山側から海側に向かって流れ、
その一部が建屋地下に流入している。

私の予測では
地下水源は2つ挙げられる。

一つは阿武隈山系にある標高35メートルの
山林を含む敷地の下部透水層に蓄積された保有水で、

約5000万トンから1億トンと推定される。

二つ目は
降雨から補給される地下水で、

水量は年間
約250万~500万トンだろう。

 
東電は建屋に流入している地下水は
1日400~500立方メートル
(実測値に基づく想定)としているが、

建屋周辺には
同1000立方メートル以上の地下水が
流入しているものと思われる。


現在、
建屋周辺に揚水井(12カ所)が設置されているが、

地下水位の低下は
揚水井の近傍だけで、

建屋への地下水流入は減っていない。

建屋地下には
毎日400トンの地下水が流入し、
汚染水の保管は限界に近づきつつある。







・・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2013-08-11 06:47 | 核 原子力