ビフィズス菌を直接腸に 進化続ける森下仁丹の「ビフィーナ」
2013年 10月 13日
進化続ける森下仁丹の
「ビフィーナ」
産経新聞
10月12日(土)8時40分配信より一部
森下仁丹のサプリメント(栄養補助食品)「ビフィーナ」が、
9月に発売開始から20年を迎えた。
おなじみの口中清涼剤「仁丹」で培われた包む技術を応用した独自のカプセルで、
生きたビフィズス菌を腸に直接届ける。
このコンセプトが評価されて女性の人気を集め、
ロングセラーにつながった。
機能を強化した新商品も投入し、さらに進化を続けている。
ビフィズス菌は
乳酸菌の一種で、体に良い有用菌の代表格だ。
大腸菌などの有害菌の増殖を抑えるとともに、
老廃物の排(はい)泄(せつ)や免疫力の向上を促す働きがあるとされる。
ただ、空気に触れると死滅しやすく、熱や酸に弱いという欠点がある。
「森下仁丹が持つ高度なカプセル技術なら、生きたビフィズス菌を腸まで運べるのではと考えました」。
ヘルスケア事業本部サプリメント企画グループの梶田登グループリーダーは、ビフィーナ開発のきっかけをそう振り返る。
森下仁丹には、生薬の長期保存を可能にした独自の銀ぱくによるコーティング(包む)技術がある。
この技術を高度化し、液体を安定的に閉じ込める継ぎ目のない「シームレスカプセル」は、
世界が注目している。
ビフィーナに使われるのは、
そのシームレスカプセル技術をさらに進化させた「耐酸性ダブルプロテクトカプセル」だ。
「胃酸に弱いビフィズス菌を腸に届けるのに、よろいでも着せられないか」という発想で開発に着手。
一番外側に耐酸性皮膜と、
その内側の植物性食用油脂からなる2重の皮膜でビフィズス菌をしっかりガードすることにした。
ビフィーナ服用後、胃の中では胃酸による溶解を防ぎ、
大腸に到達した時点で2つの皮膜がゆっくりと溶け出す。
これにより、ビフィズス菌の生存率が70%以上となり、菌を確実に腸に運べるようになった。
・・・・(途中略)
そのビフィーナが、今年9月さらなる進化を遂げた。
ビフィーナに使われるカプセルの改良版「ハイパープロテクトカプセル」が登場。
内部の皮膜を厚くするとともに、外側の耐酸性皮膜の材質をより酸に強いものに変えることで、
ビフィズス菌の生存率が約90%に高まった。
最近、5包入りのお試し用もある「ビフィーナビギン」を
薬局やドラッグストア、食品スーパーでも販売を始めた。
台湾や香港での見本市にも出展するなど、海外販売の展開も模索している。
・・・・(後略)