<桜島>「いざ」に備え 大正噴火12日で100年
2014年 01月 11日
「いざ」に備え
大正噴火12日で
100年
毎日新聞 1月10日(金)22時47分配信より一部
死者・行方不明者58人を出した
桜島大正噴火から12日で100年。
桜島南部の錦江湾に面する
鹿児島市持木(もちき)町連合町内会の
深道俊秀会長(72)は、
高齢者がスムーズに避難できるよう
地図や名簿作りなどに奔走している。
2020年代には再び大噴火の可能性もあるとされ、高齢者対策が急がれる中での取り組み。
「桜島に暮らす以上『いざ』に備えるのは当然」。深道さんは決意を新たにする。
持木町は約60世帯の小集落で、
高齢化率
(人口に対する
65歳以上の高齢者の割合)は
県内全体を18ポイント余り上回る
45.57%(12年3月現在)。
深道さんは、大正噴火を経験した祖父母から「普段から備えをせんといかん」と言われて育った。
2008年春、会長に就任すると
「大正並みの噴火の可能性が高まっている。何とかしなければ」。
高齢者世帯をまとめた地図や町内会名簿作りの他、
各世帯が無事を知らせる「元気印の黄色い旗」の作製など
地域全体でその日に備える取り組みを先頭に立って進める。
・・・(後略)