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by 幸田 晋

浜岡原発審査 再稼働より廃炉検討を

浜岡原発審査 
再稼働より
廃炉検討を


毎日新聞 社説
2014年02月15日 02時35分より一部

中部電力が、
運転停止中の
浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)の
再稼働に向けた
安全審査を原子力規制委員会に申請した。

同3号機についても
申請の準備を進めている。

だが、
浜岡原発は
南海トラフ巨大地震の震源域の真上
という極めて危険な場所に立地している。

検討すべきは
再稼働ではなく廃炉の方である。


中部電は東日本大震災直後の2011年5月、
菅直人首相(当時)の要請で
浜岡3〜5号機(1、2号機は廃炉手続き中)を全面停止した。

浜岡で
福島第1原発のような事故が起きれば日本列島が分断され、
周辺被害はもちろん、
国民全体の生活や経済活動にも大きな影響が出る。

要請にはそうした判断があった。

中部電は
原発新規制基準に対応するため、
安全対策の前提となる地震の揺れや津波の高さの想定を見直し、
海抜22メートルの防波壁などを建設中だ。
安全対策工事費は総額3000億円規模で、
4号機は15年9月、3号機は16年9月の完了を目指している。

規制委の審査ではこうした対策の妥当性評価が焦点となる。

だが、どれだけ対策を強化したとしても
事故のリスクはゼロにはならない。

だからこそ、
事故に備えた住民の避難計画作成が不可欠となる。

計画の対象となる原発周辺の11市町には
約96万人の住民が暮らす。


県と各市町は避難計画をいまだに作成できていない。

避難計画は巨大地震と原発事故が重なった複合災害への対応が前提となるものの、
避難先や移動経路の確保が難しいのだ。

実効性ある計画を作成できるか大いに疑問で、
地元自治体には再稼働への根強い反対もある。



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-02-16 06:36 | 核 原子力