スキーにはまっています。


by 幸田 晋

「積極的平和主義は時々戦争そのものになる」 首相のオトモダチが仰天発言

「積極的平和主義は
時々戦争そのものになる」 
首相のオトモダチが
仰天発言


田中龍作 ジャーナル 2014年4月15日 19:51より一部

これまで耳にしたことのない
「英語名の政策」を
権力側が持ち出して来た時は要注意だ。
第1次安倍政権の
「ホワイトカラーエグゼンプション」や
先日閣議決定した
「ベースロード電源」がそうである。


最も新しいところでは「パシフィスト」だ。
この珍妙なる英語を
安倍首相のオトモダチが持ち出してきた
ので余計にわかりにくい。

安倍首相がNHKの経営委員に
指名した長谷川三千子・埼玉大学名誉教授がきょう、
日本外国特派員協会で
「積極的平和主義」について記者会見を持った。

長谷川氏は「パシフィスト」を連発した。

以下、長谷川氏の説明――

平和主義、パシフィスト(平和主義者)というのはいい言葉ではない。
平和主義には2通りあって、
ひとつは受動的平和主義、
もう一つは積極的平和主義がある。
(安倍首相が掲げ長谷川氏も認めるのが積極的平和主義の方だ)

受動的平和主義とは、
自分が襲われた時友人が「ゴメン、争いはしないんだ」
と言って助けてくれず、死んでしまうことだ。

なにもせず、オツムに花を挿して
歌を歌っていれば平和に貢献している
と考えているフラワー・チルドレンのことだ。


・・・(中略)


記者団との質疑応答で長谷川氏は本音をのぞかせた―

田中:積極的平和主義の下で、
アメリカ海兵隊や多国籍軍がアフガニスタンなどに出かけているが、
彼らは平和を実現できていない。

紛争地帯では、戦闘地域と非戦闘地域の区分はない。

兵站線上の自衛隊と戦闘地域とは境目がない。

もし戦闘で自衛隊が死んだら、
また自衛隊が市民を殺害したら、
この活動に責任がとれるのか?


長谷川:「これこそが私が指摘した積極的平和主義の問題点だと思う。
積極的平和主義は常に戦争に近いところを行く。
時々戦争そのものになるだろう。
実際、食料かなにかを運ぶのでも殺されるだろう。
戦地と非戦闘地域との境目はない。
積極的平和主義とは戦地に行くことだと考えなければいけない。
これが私の考える戦争と平和の重大な矛盾だ」。


・・・(途中略)


この他にも長谷川氏は
「憲法前文にも受身の平和主義はいけないと書いてある」
などと述べた。
どう読めばそう理解できるのだろうか。

長谷川氏は「精神的な平和主義を忘れないということで、
受動的平和主義と積極的平和主義とのベスト・ミックスを探せると思う」とも話す。

安倍首相や長谷川名誉教授の掲げる「積極的平和主義」とは、
平和主義を隠れ蓑に戦争になだれ込むことのようだ。
「パシフィスト」はオブラートでありカムフラージュでもある。

安倍首相は大変な論客をNHKの経営委員に据えてしまった。

籾井会長の次は長谷川氏の発言が物議を醸しそうだ。
by kuroki_kazuya | 2014-04-17 06:15 | 反動