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by 幸田 晋

海自いじめ判決 隠蔽体質が断罪された

海自いじめ判決 
隠蔽体質が
断罪された


毎日新聞 社説 2014年04月24日 02時30分より一部

実際には存在する文書を
「ない」とうそをついてきた海上自衛隊の
隠蔽(いんぺい)体質が
厳しく断罪された。


海自の護衛艦に勤務していた1等海士の自殺をめぐり、
遺族が「先輩隊員のいじめが原因」と訴えていた
訴訟の控訴審で、東京高裁が
国などに約7350万円の賠償を命じた。


自殺後、
全乗組員に暴行や恐喝の有無を尋ねるため実施した
アンケートについて
海自は「廃棄した」と長年主張し続けた。

海自は控訴審に入って文書を開示したが、
判決は意図的な隠匿があったと認定し、
遺族の立証機会を奪ったと批判した。
海自は指摘を重く受け止めるべきだ。


1等海士は2004年10月に自殺した。
後に別の隊員への暴行・恐喝罪で有罪判決が確定した先輩の元2等海曹から暴行を受けていたとして、
遺族が06年に提訴した。


・・・(中略)


遺族が05年、情報公開請求したが、海自は「アンケートは破棄した」と回答した。

一方、
1審で国側の訴訟担当者だった3等海佐が、
1審判決後の12年、
「海自はアンケートを隠している」と、
告発の陳述書を東京高裁に提出した。


3等海佐は、
防衛省の公益通報窓口にアンケートがあると告発したが
取りあってもらえず、
上司に直訴もしたが聞き入れられず、
遺族側に訴えた。


海自は、陳述書提出後、アンケートの存在を認めて謝罪し、関連文書を開示した。
その結果、自殺の予兆があったことや、元2等海曹の被害者が多数いることが判明した。

その一方で、
公益通報者保護法に基づき
内部告発した3等海佐に対し

海自は
「アンケートの存在を示す文書を持ち出して自宅に保管したのは服務違反だ」
として、
懲戒処分の手続き開始を昨年、通知した


いったん秘密として「ないもの」と決めたら、
組織を挙げて守りぬき言い逃れをする。

さらに、過った組織決定でも、
従わない者は処分も辞さない−−。
一連の海自の行動からは、
そんな組織の体質が透けて見える。


こうした防衛省・自衛隊の隠蔽体質の下では、
特定秘密保護法で防衛に関する特定秘密が指定された場合、
たとえ国民に知らせるべき内容と
職員や自衛官が判断しても、
世に問うことをためらうのではないか。

公益通報者保護も眼中にないかのような海自の対応は、そうしたことも想起させる。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-04-25 06:07 | 軍事 | Comments(0)