スキーにはまっています。


by 幸田 晋

<憲法9条>母の願いに賛同の輪…平和賞候補にエントリー

<憲法9条>
母の願いに
賛同の輪…
平和賞候補に
エントリー


毎日新聞 5月2日(金)20時49分配信より一部

戦後67年間、
戦争放棄をうたう憲法9条を
保持し続けてきた「日本国民」が
先月、今年のノーベル平和賞候補にエントリーされた。


きっかけは、
平和賞を選考する「ノルウェー・ノーベル委員会」に
神奈川県の主婦が
昨年送ったメールだった。

1人で始めた運動が
約2万5000人の署名を集めるまでに広がり、
ついには選考委員を動かした。
5月3日は憲法記念日。【河津啓介】

運動を始めた同県座間市の鷹巣(たかす)直美さん(37)は、
憲法を改正しようという世の中の空気に、
7歳と1歳の子供の母親として素朴な疑問を抱いていた。

「戦争になれば、子供が悲惨な目に遭う。
9条を守るためにできることは……」。

思いついたのが「9条に平和賞を」とノーベル委員会に訴えることだった。

「9条に平和賞を授与してください」。
むちゃを承知で昨年1月、初めてメールを送った。
英語でしたためたが、返信はなかった。

あきらめなかった。


・・・(中略)


そこで鷹巣さんは、
憲法が主権者と定めている「日本国民」を受賞候補にしようと決めた。

「憲法にはいろんな意見がある。
でも『戦争したくない』という気持ちは同じはず。
戦争の悲惨さを語り継いだ人々の思いにも光を当てたい」。
そんな願いも込めた。


昨年8月には、
知人らと「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」を結成し、
推薦人と署名を募った。

今年2月1日の応募締め切り時点で、
大学教授など43人の推薦人と
2万4887人分の署名を集め、
委員会に提出した。

4月9日。
ノーベル委員会から「今年の278件の受賞候補の一つにエントリーされた」とメールがあった。

推薦人の一人、光延(みつのぶ)一郎・上智大神学部長は
「受賞は簡単ではないと考えているが、
9条の価値を伝えるためにはインパクトのある良いアイデアだと思う」と、
エントリーにこぎ着けた取り組みを評価する。


 
今もネット上(http://chn.ge/1bNX7Hb)で署名集めを続けており、
4月末現在、署名は4万9861人に膨らんでいる。

 
鷹巣さんは言う。
「『戦争しない国、日本』はかっこいいと思う。
9条が世界に広がる可能性にわくわくしています」

by kuroki_kazuya | 2014-05-03 06:58 | 憲法