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by 幸田 晋

「日の丸」原発問題に揺れる台湾

「日の丸」原発
問題に
揺れる台湾


産経新聞 5月3日(土)20時51分配信より一部

建設中の台湾電力第4原子力発電所をめぐり、
台湾社会が揺れている。


日本企業が主要部品を供給する“日の丸原発”だが、
着工から15年目となる今年も
完成していない。


建設過程でトラブルが多発したのが
原因の一端で、
東京電力福島第1原発事故の発生により一般市民にも懸念が広がった。

11月の統一地方選や
2016年の次期総統選を控え、
逆風を避けたい馬英九政権の建設推進の姿勢に変化が生じつつある。


・・・(中略)


米国企業中心の第1~3原発とは違い、
第4原発では初めて台電が事業主体となった。
主要部品は日本が供給したが、
細かい部品を担当する日本企業は一本化されず、
建屋や配管工事も地元に分割発注された。

謝教授は、
モザイクのような寄せ集めになったため建設中にトラブルが多発したと指摘。
資金は当初予定の倍近い3千億台湾元(約1兆円)まで膨らんだ。

こうした中、馬英九政権は
4月27日、
第4原発1号機は安全検査後に作業を全面停止し、
2号機は施工を即時停止すると決めた。


馬政権は
第4原発の商業運転を14~16年に始め、
第1~3原発は寿命を延長せずに順次停止する漸減政策を掲げてきたが、
野党や市民の反発でさらなる後退を余儀なくされている。

民放の世論調査では、馬政権の支持率は10%前後に低迷している。

不人気な政策を押し通す支持基盤に欠けており、
与党の中国国民党の幹部は「主要選挙前にこの問題に触れるのは不利だ」とし、
馬総統の任期内の決着を事実上見送る姿勢をにじませた。

■台湾電力第4原発 
改良型沸騰水型軽水炉(ABWR、出力135万キロワット)2基で構成。

正式名は「龍門」。

1980年計画開始。99年着工。
日立製作所が1号機、東芝が2号機の原子炉圧力容器を供給。
2基ともタービン発電機は三菱重工業が担う。
by kuroki_kazuya | 2014-05-04 06:58 | 核 原子力 | Comments(0)