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by 幸田 晋

ASKA逮捕と集団的自衛権

ASKA逮捕と
集団的自衛権


田中龍作ジャーナル 
2014年5月18日 15:35より転載


カリスマ・シンガーのASKA(56歳)が
覚せい剤所持の容疑で
昨日(17日)、警察に逮捕された。
早くもTVニュースは大騒ぎだ。
「中高年に広がる覚せい剤」
というミニ特集を組んだ局もある。


「ASKAの覚せい剤」は、
去年あたりから
ちょくちょくマスコミに取り上げられていた。
今頃になって何故?
逮捕のタイミングに
官邸筋の作為を感じてならない。


警察庁は官邸に要のスタッフとして入っている。
麻生政権では事務方のトップを警察庁出身者が務めていた。

大物芸能人の逮捕は
「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認」に
批判が集中するのを避ける狙いだろうか。

「集団的自衛権の行使」をめぐって、
安倍政権はあさって(20日)から
連立与党のパートナーである公明党との協議に入る。

慎重姿勢を崩さない公明党に
世論が後押しすれば、
安倍政権にとって不利となる。
「ASKA逮捕」で
公明党への追い風はいくらか弱まるだろう。


歌手の酒井法子が
同じく覚せい剤所持で逮捕された時(09年8月)は、
政権交代選挙の直前だった。


どの世論調査を見ても自民党の大敗は避けられない情勢だった。
TVニュースは寝ても覚めても「酒井法子」で持ち切りとなった。
有権者の関心を
政治と選挙から そらす
には持ってこいだった。


覚せい剤事件は
売買でイモヅル式になっているため、
「下」を逮捕していても「上」に上がるまで発表しない。

ある程度の区切りがついた段階で発表する。
警察が
発表のタイミングを好きなように
調節できる事案なのだ。


ASKA容疑者が
留置されている警視庁湾岸警察署前には
TV局の中継車が3台並んでいた。
きょうは日曜日であるため比較的静かだったが、
明日からはワイドショーの女性リポーターやスタッフで大賑わいだろう。
B層はテレビ画面にくぎ付けとなる。

安倍首相の
ほくそ笑む 顔が目に浮かぶ。

by kuroki_kazuya | 2014-05-19 06:53 | 憲法