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by 幸田 晋

鼻血は、ベータ線被曝の結果

鼻血は、
ベータ線被曝の結果


たんぽぽ舎です。【TMM:No2174】
2014年5月20日(火)午後 08:41
地震と原発事故情報より一部転載


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┗■1.鼻血は、ベータ線被曝の結果
 |  ベータ線は、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させ、粘膜が破られて鼻血となる。
 |  広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。
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槌田敦(元理化学研究所研究員)

 
○美味しんぼの連載記事「福島の真実」(週刊ビッグコミックスピリッツ誌)が大問題になっている。石原環境大臣が「不快だ」といい、安倍首相が「根拠のない風評」としたことで政治問題となった。

政府の介入は、発行元小学館を震えあがらせ、詫び状を書かせた。

放射能と鼻血の問題は、
原爆症に始まる。

広島で被曝治療をしてきた肥田医師は、
「福島の真実24」で述べていられるが、
広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。

しかし、
占領軍は、
その因果関係の発表を許されなかった。


そして、この方針を引き継ぐ日米合作の放射線影響研究所も、
原爆と鼻血の因果関係をタブー視し、原因不明とする。

この流れをくんで、
放射線防護学の御用学者たちは、
1シーベルト以上被曝すると血液中の血小板が減り、鼻血が出やすくなるが、
それ以下では鼻血は出ないと主張する。

福島原発事故で
多数の鼻血患者が出たのは事実である。


しかし、
被曝線量が少ないので、
御用学者にはこの事実を説明できない。
そこで彼らは
自ら説明できないことにいらだって、


事実そのものを
「科学的にありえない」と
否定することになる。


○事実を説明しなければ科学者として失格である。

ところで、
これら失格御用学者のいう被曝とは、ガンマ線被曝であって、
その範囲ならば彼らの言う通りかも知れない。

しかし、
矢ケ崎琉球大学名誉教授も
「福島の真実24」で述べていられるが、
物理学者ならば
放射線にベータ線(電子線)があることに注目する。


セシウム原子などを含む土埃が風で運ばれてこれを吸い込むと、
鼻腔に沈着しベータ線を放出する。
ベータ線は飛行距離が短く、
鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させることになり、
粘膜が破られて鼻血となる。

この症状は、日光による紫外線被曝と似ている。
まず、皮膚が日焼け状態となり赤くなり、次にただれる。粘膜ならば破れて鼻血になる。
この症状には個人差があり、赤くなっても回復することがある。

その場合は、耐性ができて次の被曝があっても赤くはならず、黒ずむだけである。
その人は幸福であって、その後は鼻血はない。

現在の福島県民の多くはこの状態にあると思われる。
しかし、この事実にはふたつの重要な問題がある。

○ひとつは、この耐性のない子供や福島を訪問する県外の者の危険である。
外出するときは、セシウムを含む土埃を吸わないように、四季を問わず花粉マスクが必要である。
そして子供のいる家庭の居間、学習室、寝室には、空気清浄器が必須であろう。
その費用は東電に請求する。ホテル滞在の場合は空気清浄器の有無を確かめるとよい。

もうひとつは、
鼻にはいったセシウムは肺に流れ込み、
血液で全身に配られ、
内部被曝の原因となる。


福島の人達は、
食事だけ被曝管理しても
無駄であることを理解する必要がある。
これは風評被害ではない。
土壌の高汚染地域という事実の問題である。

最後に、
福島と鼻血について、
武田中部大学教授のショート論評(5月10日)を
全面的に支持する。


小学館は美味しんぼ連載最終打ち切りの「福島の真実24」(5月19日発売)で、
武田教授に
詳細な論評をなぜ求めなかったのか、
おおいに疑問である。

by kuroki_kazuya | 2014-05-21 06:53 | 核 原子力