川内原発審査で火山噴火リスク軽視の流れ、専門家から批判
2014年 05月 31日
川内原発審査で
火山噴火リスク
軽視の流れ、
専門家から批判
ロイター 2014年 05月 30日 17:08より一部
[東京 30日 ロイター]
九州電力(9508.T: 株価, ニュース, レポート)川内原発
(鹿児島県)の審査をめぐり、
原子力規制委員会の中で
火山噴火のリスクを小さく見積もる流れが形成され、
同委の外部からは
安全姿勢に問題が残るとの声が出ている。
一方、厳格な審査を行ってきた島崎邦彦委員長代理を再任しない人事案が27日、
政府から提示され、
政府が原発再稼動に向け地ならしを行っているとの批判も出ている。
・・・(中略)
火山噴火予知連絡会会長の
藤井敏嗣・東大名誉教授は、
ロイターの取材に対し、
川内原発の運用期間中に、
破局的噴火が起こるかどうかについて
「起こるとも、起こらないとも言えない」と述べた。
原発に高温の火砕流が到達すれば、
重大事故につながりかねない。
予知ができれば、
原子炉を停止した上で、
核燃料を火砕流が届かない場所に移すことになるが、
核燃料の搬出は、
数カ月程度では終わらない作業だ。
「3カ月後に巨大噴火」と予知できても、
人は避難できるが、
原発は避難できない。
東大地震研究所の中田節也教授は、
カルデラ噴火の前兆は
確実に捉えることができるとの見方を否定する。
中田教授はロイターの取材に対し
「とんでもない変動が一気に来た後に噴火するのか、
すでに(十分なマグマが)溜まっていて小さな変動で大きな噴火になるのか、
そのへんすら実はわかっていない」
と話した。
規制委は
今年3月、
新規制基準(2013年7月から適用開始)の適合性審査で、
川内原発を他の原発よりも優先して審査を進める対象に選定。
5月末の時点で川内の審査は最終局面に来ている。
こうした中で持ち上がった
自然災害リスクに対する懸念は、
早期の再稼働を望む側にとっては、
排除したい意見とみられている。
・・・(後略)
火山噴火リスク
軽視の流れ、
専門家から批判
ロイター 2014年 05月 30日 17:08より一部
[東京 30日 ロイター]
九州電力(9508.T: 株価, ニュース, レポート)川内原発
(鹿児島県)の審査をめぐり、
原子力規制委員会の中で
火山噴火のリスクを小さく見積もる流れが形成され、
同委の外部からは
安全姿勢に問題が残るとの声が出ている。
一方、厳格な審査を行ってきた島崎邦彦委員長代理を再任しない人事案が27日、
政府から提示され、
政府が原発再稼動に向け地ならしを行っているとの批判も出ている。
・・・(中略)
火山噴火予知連絡会会長の
藤井敏嗣・東大名誉教授は、
ロイターの取材に対し、
川内原発の運用期間中に、
破局的噴火が起こるかどうかについて
「起こるとも、起こらないとも言えない」と述べた。
原発に高温の火砕流が到達すれば、
重大事故につながりかねない。
予知ができれば、
原子炉を停止した上で、
核燃料を火砕流が届かない場所に移すことになるが、
核燃料の搬出は、
数カ月程度では終わらない作業だ。
「3カ月後に巨大噴火」と予知できても、
人は避難できるが、
原発は避難できない。
東大地震研究所の中田節也教授は、
カルデラ噴火の前兆は
確実に捉えることができるとの見方を否定する。
中田教授はロイターの取材に対し
「とんでもない変動が一気に来た後に噴火するのか、
すでに(十分なマグマが)溜まっていて小さな変動で大きな噴火になるのか、
そのへんすら実はわかっていない」
と話した。
規制委は
今年3月、
新規制基準(2013年7月から適用開始)の適合性審査で、
川内原発を他の原発よりも優先して審査を進める対象に選定。
5月末の時点で川内の審査は最終局面に来ている。
こうした中で持ち上がった
自然災害リスクに対する懸念は、
早期の再稼働を望む側にとっては、
排除したい意見とみられている。
・・・(後略)
by kuroki_kazuya
| 2014-05-31 06:53
| 九電労組