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by 幸田 晋

田原総一朗:タカをくくる政府・電力会社の古い体質

田原総一朗:
タカをくくる
政府・電力会社の
古い体質


nikkei BPnet 6月6日(金)13時48分配信より一部

福井県の住民らが
関西電力に運転差し止めを求めた訴訟で、
福井地裁は5月21日、
大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の
再稼働を認めない判決を言い渡した。


東京電力福島第一原発の事故後、
原発の差し止めを認める判決が出されたのはこれが初めてである。


・・・(中略)


実は東電自体も安全神話に浸っていた。
福島第一原発にいた所員たちは
シビアアクシデント
(想定を超える過酷事故)への備えがなく、
慌てふためいた。


朝日新聞5月20付によると、
2011年3月15日朝、
福島第一原発所長の吉田昌郎氏の待機命令に違反し、
福島第一原発にいた9割にあたる
所員約650人が
10キロ離れた福島第二原発へ撤退していたという。


事故後3年以上も伏せられていたこの事実は、
過酷事故時に
どのような体制でどう対処するかが
定められていなかったことを示している。

東電自体も安全神話のワナに陥っていたのである。


・・・(途中略)


おそらく政府・自民党や電力会社などの
原発推進派は、
今回の福井地裁の判決も
志賀原発2号機訴訟と同様、
高裁でひっくり返るだろうと
タカをくくっているのではないか。


私はこのタカをくくっているように見える姿勢を強く懸念する。

判決に対して政府・自民党や電力会社は
まともに対応する姿勢を見せない。


真剣に向き合うべきなのに、まともに議論しようとしない。
これは今までと変わらない原子力行政の
体質を引きずっていることの表れで、悪い習慣だ。
オープンな原子力行政を目指すべきではないか。

そして、
どのメディアも
その古い体質について指摘していない
のも大きな問題である。

by kuroki_kazuya | 2014-06-07 06:48 | 核 原子力