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by 幸田 晋

消費税10%の是非 家計から声を上げよう

消費税10%の是非 
家計から声を上げよう


信濃毎日新聞 社説 2014年06月08日(日)より一部

4月から家計簿を付け始めた人が増えたという。
スーパーのチラシのチェックに力が入るようになった、との声も聞く。

消費税率が8%に上がり、負担はいくら増えたのか、
しっかり把握して節約したい。
そんな生活防衛にいそしむ家計の姿が見えてくる。

家計の達人とは、やりくりのうまさだけでなく、
その数字から社会の不合理や矛盾を見つけ、
要求と行動につなげること―。

佐久市出身の評論家、
丸岡秀子さん(1904~90年)が
「物価と家計簿」(岩波新書・63年発行)で
指摘している。


丸岡さんは戦前、
全国を歩いて貧しい農村の生活実態を調べ、
「日本農村婦人問題」(37年)の労作を残した。
戦後もずっと女性運動の中心にいた人だ。


生活とは、考えること、
その中で問題を発見すること、
その解決のために行動することの総和だと思う

家計とはそういう生活の数字的表現―という。


丸岡さんが家計簿を分析したのはインフレが続く高度成長期。
物価も賃金も下がり続けるデフレの今とでは隔世の感がある。
経済がグローバル化し、
格差が広がる今の方が家計の将来不安は大きく、
行動が求められるのではないか。


・・・(中略)


消費税増税の次の焦点は、
予定通り来年10月に
税率を10%へ引き上げるかどうか。
是非の判断はことし12月とみられる。


丸岡さんは家計簿の数字を「実感数字」と表現し、
個々の家庭にとどめてはいけない、とも指摘している。

物価上昇は賃上げでカバーできるのか、
税率10%に耐えられるのか―。

政府委員や有識者任せにせず、
実感数字をもとに家計からもっと声を上げたい。
次の判断で安倍晋三首相が重視すべきは消費者の実感である。
by kuroki_kazuya | 2014-06-09 06:15 | 大衆 | Comments(0)