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by 幸田 晋

福島事故後 未使用640キロ プルトニウム報告漏れ

福島事故後 
未使用640キロ 
プルトニウム報告漏れ


東京新聞 2014年6月8日 07時51分より一部

各国が
国際原子力機関(IAEA)に毎年行っている
プルトニウム保有量報告で、

日本が二〇一二年以降、
原子炉に入れたが
東京電力福島第一原発事故の影響で
使われなかった燃料内の
プルトニウム六百四十キロを
含めていないことが
七日、分かった。

核爆弾約八十発分に相当

大量の核物質を持つ日本には
国際社会の厳しい視線が注がれており、
報告漏れは疑念を招きかねない。


政府は意図的な過少報告でないとしているが、
兵器転用可能なプルトニウムが実態通り報告されておらず、

国内外の専門家は
日本の認識の甘さを指摘している。

日本が保有するプルトニウム総量は
約四十四トンとされてきたが、
実際は約四十五トンに上る。



・・・(中略)


専門ウェブサイト「核情報」(田窪雅文代表)が
この問題に気づき
共同通信が関係機関に取材した結果、報告漏れが判明した。

今春まで原子力委員長代理だった
鈴木達治郎長崎大教授は

「委員会が気付かなかったのは反省材料。
今回の教訓を踏まえ改善の努力をすべきだ」としている。

<日本のプルトニウム> 
日本は核燃料サイクル政策を推進し
原発の使用済み燃料を再処理して
抽出したプルトニウムやウランの有効活用を目指してきた。

国内や英仏で再処理した
プルトニウム44トン超を保有し、
非核保有国としては最多。


単純計算で
核爆弾5500発分以上に相当する。


国内で再処理したものはMOX粉末などで保管。

海外での再処理分はMOX燃料として日本に戻され、
燃料プールに貯蔵される。

福島の原発事故前は
原発16~18基でMOX燃料を使いプルトニウムを消費する予定だったが、
事故後、不透明に。
by kuroki_kazuya | 2014-06-09 06:43 | 核 原子力