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by 幸田 晋

監視機関 設置法成立 特定秘密 把握できない仕組み

監視機関 
設置法成立 

特定秘密 
把握できない仕組み


東京新聞 2014年6月21日 朝刊より一部

特定秘密保護法の
運用状況を監視する機関として、
衆参両院にそれぞれ
「情報監視審査会」を新設する
国会法改正案は


二十日夜の参院本会議で、
自民、公明、みんなの党などの
賛成多数で可決、成立した。


だが、政府に対し強制的に情報提供させる権限がないため、監視の実効性は乏しい。

本会議に先立つ参院議院運営委員会では、
同法案は自民、公明両党の賛成で可決された。

改正案は十九日に委員会審議入りし、
二十日を含め審議は七時間だけ。


民主、共産両党のほか、
衆院で賛成していた日本維新の会、みんなの党、結いの党の三党も
十分な議論を求め、
与党が審議を打ち切って採決を強行したため反対に転じた。

本会議では、みんなは賛成に回ったが、
維新と結いは棄権した。


・・・(中略)


審査会は特定秘密の指定や解除などの運用状況を政府から毎年報告を受け、
必要に応じて特定秘密の提出を要求できる。

だが、政府が「国の安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがある」と判断すれば、
提出は拒否できる。

運用の改善勧告に強制力がないため、審査会の権限は限定的だ。

会議は非公開で、議事録は作成するが公開されないため、
監視機関としての透明性にも欠ける。

数十万件といわれる特定秘密の中から、
不正運用を見つけるには
内部通報者の協力が必要といわれるが、
通報者の保護制度も不備のままとなった。

by kuroki_kazuya | 2014-06-22 06:25 | 憲法