<六ケ所村長選>反核燃では飯食えぬ…推進派が圧勝 青森
2014年 06月 24日
反核燃では飯食えぬ
…推進派が圧勝 青森
毎日新聞 6月23日(月)20時59分配信より一部
東京電力福島第1原発事故後
初の青森県六ケ所(ろっかしょ)村長選が
22日に投開票され、
古川健治村長の後継指名と
村議18人全員の支援を受けた前副村長が、
得票率95%を占める5144票で圧勝した。
同村を中心とする
核燃料サイクル事業に反対した
3候補の得票は
合計で270票にとどまった。
事業により
多大な交付金と雇用が生み出される村では
「反対では飯は食えない」との声も漏れる。
・・・(中略)
毎日新聞は22日、投票所で100人に尋ねたところ、
戸田氏には94人が投票していたが、
核燃サイクルを
「安全だと思う」と答えたのは41人にとどまった。
戸田氏陣営で動いた農業の男性は
「本当は反対。
自分たちにいいことはなんにもない。
だけど反対と言ってるだけじゃ、飯は食えない」とつぶやいた。
今回、「核燃に頼らない村を」と訴えて立候補した菊川慶子さん(65)は
「若い人たちは村外に出て行くか、
原子力関連で働いている」と現状を話す。
日本原燃と関連会社が
県内で雇用する社員は約5600人。
相当数が村内に住むと見られ、
有権者9000人弱の同村では
圧倒的な存在感だ。